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SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった インソムニアトレイン 新潟ライブレポ

2018年06月23日
SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ
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SEKAI NO OWARIの今

人間やもの、社会っていうのはどんな人達でも進化があれば成熟があり、衰退がある。それはバンドという生き物にとっても同じことだ。全盛期があり、成熟期があり…

今このバンドの立ち位置はどこだろうか?彼らが世を席巻して、日本のメジャーバンドの一員になってからはや数年。もうメンバーも30代を迎えており、バンドとしても次の路線へと進んでいく時期に入る頃だろうか。例えば結婚もして子どもも生まれたから、幸せムード全開の歌を歌ったりとか、
些細な日常の中に幸せを見つけ出そう、小さな幸せがあればいいんだとか、歌い出す時期じゃないの?

いやこのバンドは何も変わらない、むしろまだまだ登っている。次の山が見えたらそれを登る、頂上が見えたら、また次の山を探して登る。それがSEKAI NO OWARIというバンドじゃないだろうか。何せ世界が終わった瞬間から始まったバンドである、普通のバンドとは違うのだ。

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今回彼らが行った初の野外ツアー「INSOMNIA TRAIN」

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ
SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

野外という舞台を選んだのは彼らならでは?

別に今に始まったことではなく、富士急で行った「炎と森のカーニバル」から彼らの姿勢は変わらず、むしろ進化している。

スゴイ、とにかくスゴイ。そんな一言があちらこちらから聞こえてくるのが彼らのライブ、いやショー。エンターテイメントショー。これはあれだ。ディズニーランド、いやUSJ?違う違う。SEKAI NO OWARIという遊園地を観客は訪れる。

とにかくステージを魅せてくれる彼らだが、今回もそれは健在。

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ
SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

INSOMNIA TRAINという名前の通り、列車に見立てたステージである。「眠らない列車」の通り、彼らはファンを乗せて音楽とともに夢を魅せてくれる。もはや説明不要、彼らはもはやバンドではなく夢を魅せてくれるサーカス団のよう。

列車に見立てたステージは会場に入った瞬間には見えない。彼らが作り出す森の中のゲートを歩きながら進んでいくとステージが見えてくるという仕掛け。入り口からステージに辿り着くまで、細部にまで拘ってライブ会場を作り出すところもぶれていない。前から変わっていない。

セカオワのライブを楽しんだ人達は他のバンドのライブは楽しめなくなってしまうほど。それがセカオワのエンターテイメントショーだ。

ステージに辿り着くまでには、お馴染みの屋台が並ぶ。今回はセカオワメンバー達がアイディアを出して作ったそれぞれの屋台食が食べられる。Fukaseはカレー。Saoriはパフェ。Nakajinはラーメン。LOVEは???

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ
SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

Soariが出産したからか、BABY ROOMなるものも会場には用意されているという利便さ。セカオワのライブは家族連れも多く、小さな子どもも多い。それを配慮してのことだろうか。とても親切である。

この日は雨、そしてここは国営越後丘陵公園という国営公園である。

この場所はSEKAI NO OWARIが約5年前にもライブを行った場所である。
「音楽と髭達」という名の夏フェスが同会場で行われ、そのステージにセカオワは立った。
しかし、彼らにとって忘れられない悪運がその日立ちはだかった。
セカオワはそのフェスでいわゆる"トリ"を務めることになっていたが、彼らの出番になると豪雨、嵐、テントがなぎ倒されるほどの天候、まさに世界の終わり。
彼らはフェス、ライブは中断された。

それはメンバーにとって忘れられない出来事となって、胸に刻まれたということを今回のライブのMCでも語っていた。

LOVE「俺らこの会場で何か悪いことでもしたのかなぁ」

Saoriは「私達はもうたぶん100回以上はライブをやったと思う。でも雨の日とか、そういうライブのほうがなぜか覚えていることが多くて…だからこの日の、新潟のライブのことも絶対にこの先も忘れないと思います!」

雨の日のライブ、確かにずぶ濡れになってセカオワのライブを見たことは観客も忘れないだろう。
みんなの胸に刻まれたライブとなったことは間違いない。

何せこの日もずーっと雨だったのだから。

だとしてもそんな雨すらも気にさせないのがSEKAI NO OWARIのショー。
セカオワのライブが始まれば雨なんてライブの仕掛けの1つに過ぎない。

 

今回の新潟公演のポイントを上げれば、

「RAIN」を彼らが奏で始めると、なんと空が晴れていったという奇跡が起きたことがひとつ。
まさかのRAINで雨が上がるという奇跡が起きたことはこの日の誰もが忘れないだろう。

ライブではたまにこういったありえない出来事が起きることがある。
SEKAI NO OWARIはこの日雨を消してくれる奇跡を一瞬起こしてくれたのだ。

「ラフレシア」ではボーカルFukaseが初のダンスを行う。彼がなんとなく出したアイディアということだが、それが実現してしまうのがセカオワ。

曲が始まると同時に、アリーナ席側の後ろから現れて、観客を驚かせる。そこでミュージカル風の演出の始まり。野外ならでは、車まで走り出して魅せてくれた。

Fukase「雨の中踊ったことある!?」とメンバーに問い出す。

雨の中ですべって転ぶことを心配していた様子。

Fukase「君らは俺が転んだりしたら、すぐに写真に撮って、何かしらに上げるんだろう!?」
Nakajin「転ぶことすら許されない時代ですよ」

とは言っても、Fukaseのダンスはプロのダンサーかと思わせるくらい雨の中でも上手かった。別人じゃないですよ、と本人も言っていた。だいぶ練習もしたと言っていた。

なんでもできる多才。

 

セカオワのメンバー、今回のライブではよく話してくれる。

Fukase「俺に似てる奴って結構いるんですよ。セカオワFukaseに似てるとかいう奴、いっぱいいるみたいなんですよ。でもよく見ると・・・微妙なんだよな~!」
Saori「うふふ」

そんな観客スルーな、まるでセカオワハウスで話しているようなメンバー達の会話がとても微笑ましいのもセカオワならではだ。

LOVE「今回は"ラーメン"が一番売れてるらしいって聞いた」
Nakajin「そんなに俺のラーメン売れてるの!?そんなに回転率良いのかラーメン!」
Nakajin「ラーメン食べた人~?」
観客「ハーイ!!!」
Saoari「私のパフェが一番少ないと思う・・・」
Nakajin「今日はパフェって天候じゃないからねえ」
Saori「パフェ食べた人~?」
観客「ハーイ!」
Saori「ありがとう|」

Fukase「俺のカレー食べた人~?」

観客「ハーイ!!!」

Fukase「ラーメンとどっちが多かった?」

LOVE「同じくらい?」
LOVE「今回これちゃんと集計とって勝負してるらしいよ。最後に誰のが一番売れたか発表されるらしい」
Fukase「そんな下劣なことしてんの俺ら!?」

LOVE「カレーはずるいよ。だって自分の名前入れてるんだもん。"FUKASE’S CURRY"」

Fukase「だってそうなったんだから。いいじゃんか!」

Fukase「お前はそういうとこすぐにムキになるんだよ」

Nakajin「あぁゲームとかでも、すぐ本気になるからねえ」

LOVE「あなたに言われたくないよ。トランプで鏡使うじゃん」

Fukase「(だんまり)次の曲いきまーす」

こんな感じのやり取り。好き。セカオワファンにはたまらない。

結婚して子どもが生まれても昔からの友達同士の会話は変わらないと同じ。
それがこうしてバンドとして続いている奇跡。

ライブの演出面を挙げれば、「炎と森のカーニバル」が始まるところから、「ここからは夜のステージの始まりです!」とナレーションが告げられ、

インソムニアトレインの全てが光り輝きライトアップされるところが一番の見どころじゃないだろうか。

SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ
SEKAI NO OWARIはやっぱり凄かった INSOMNIA TRAIN 新潟ライブレポ

そこからは列車がオレンジ、レッド、ブルー、イエロー、ピンクと鮮やかに彩りを魅せてくれる。まるで夢を見ているようだ。ここは普段はただの公園。それがこの日だけ夢を魅せてくれた。SEKAI NO OWARIのライブはこれだからやめられない。ただじゃ帰らせない。何かを心に残してくれる。

「スターゲイザー」の演出もとても素晴らしかった。"星を見上げる人"とともにレーザー光線が会場中に射し込んでいく。ここは異空間だろうか。

続く「スターライトパレード」

スターライトリングが光出す。

今回はスターライトリングがいつもと違うという。

ライトが前よりも強くなっているという。

そのせいか、
Fukase「広島も綺麗だなぁと思っていたんですけど、今回もほんとに綺麗」
Fukase「なんていうか淡い。淡い感じしない?」
Fukase「まばらな感じがいいよ。まばらっていうか、決して汚いって意味じゃなくて、何て言うの?」
Nakajin「リアルな感じ。立体的というか3Dみたいな。ほんとの星空みたいに見えている」
Saori「今回は前のリングよりも光の強さが上がってるんですよ。だから綺麗に見える」
Fukase「説明ありがとう」

スターライトリングも年々進化しているらしい。拘りが強い。

雨は最後まで止まなかったが、それも思い出。
ナレーション「家に帰るまでがライブですよ」

と観客をライブ会場から脱出させるまで、SEでも楽しませてくれる心意気は本当に素晴らしいと感じた。まさにエンターテイメントショー。彼らのライブ、いやショーに対する拘りの強さはいつも驚かされるし、それをこかれらも貫いていってほしい。

メンバーが30代になっても、SEKAI NO OWARIの姿勢は変わらない。それはこの先も同じだろう。僕らに夢を魅せてくれる。それがSEKAI NO OWARIが創り出した「INSOMNIA TRAIN」だった。

次はどんな夢を魅せてくれるのか、彼らからまだ全くと言っていいほど目が離せない。

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Live DVD「Tarkus」 / SEKAI NO OWARI

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