出勤の人の流れみて
— 香取慎吾 (@ktrsngofficial) 2017年12月26日
色がないなぁ.と
俺は色だらけなんだなぁ.と
思う朝#香取慎吾 #出勤 #色
香取慎吾にそう言われるのも仕方がない。
言われたときは炎上したのに、新卒の就活を見ればみんな違和感を感じているのはなぜだろう。完全に矛盾している。色のないスーツ姿で一生懸命働く人達は擁護して、新卒のスーツ姿は叩くという矛盾。社会に馴染んだ人と社会にこれから立ち向かっていく人の違いだろうか。社会という海に出て戦っている人は頼もしく、でもそこの入り口に立っている人は違和感しかないという。
一体これはどうゆうことだろう。
新卒の就活、新卒至上主義、新卒から定年まで同じ会社で働くという敷かれたレールの上を歩く人生。それに違和感を感じないほうがおかしい。
この一枚の写真に何も違和感を感じなければ、それは思考が停止しているか、この社会に何の疑問も感じずに、いや感じたとしても受け入れている証拠なのだろう。
香取慎吾は子どもの頃からそこには属さない人間だからこそ、普通に働いてる人達の姿に誰よりも違和感を感じてしまったということなのかもしれない。だとすれば元SMAP、香取慎吾の発言は何もおかしくはないし、香取慎吾の立場に立ってみれば叩く要素はどこにもない。
炎上なんていうものはどれだけ少数派側になるか、それのみで起きる現象。
香取慎吾のような人間は極々少数派だから炎上したのは仕方がないこと。
誰もが同じ格好をして、同じような会社に属しているのだから。それが一般人なのだから。
でも一般人だからと言っても、そこに疑問を持たない人がいないわけではない。
香取慎吾と同じ気持ちでいる一般人も少なからずいるわけだ。そこに共感を覚える人もいる。
一般人は誰もが運や才能を持ち合わせているわけではない。だからこそ、疑問を持ったとしても、社会に馴染むことを受け入れなければならない。なぜそれに従わなければいけないのか、なぜそんな効率の悪いことをしなければいけないのか、こんなことに意味はあるのか。上司や上の人間に媚びを売ることを覚えたのはいつからか。飲みニケーションとは一体何の意味があるのか。通勤時間ほど無駄な時間もない。帰ったら寝るだけの生活、起きたら仕事、機械のように。
それを受け入れなければ生きてはいけない世界になってるから、受け入れたまで。
アイドルという世界で生きてきた香取慎吾はそこでしか生きれなかったからこそ、色のない大衆に疑問を持ったが、だからこそ自分はアイドルでしか生きれないという皮肉にもなっている。
右へ倣え、前へ倣えの姿勢が日本を没落させたの?フジテレビをダメにしたの?スマスマやバラエティ番組は死んでしまったの?
日本人の97%には「恐怖遺伝子」という遺伝子が組み込まれてるって知ってる?
脳の中で恐怖を抑える働きをするたんぱく質、セロトニントランスポーターってやつが少なければ少ないほど、恐怖を感じやすい体質になるんだってさ。日本人は世界一、恐怖遺伝子数が多い民族らしい。
これがあるからこそ、日本人はかつて鎖国をし、現在でもガラパゴス化しているのではないか。
国際社会から遅れてしまい、GoogleやAmazonなどの大企業も生み出せず、中国にも追い抜かれ、
出る釘は打たれ、嫉妬によってあらゆるものを叩き、人と違うことをすればすぐに批判され、発達障害入り。SNSによって更にその密度は濃くなり、息苦しい社会が完成してしまっている。
でもTwitterやインスタでは、自分自身の承認欲求を満たすために、自分という一個を表現して、そこに抵抗しようとしている姿もちゃんとある。ネットでは日本人の右へ倣えの姿勢はおかしい、と感じている人が大勢いる。
でも現実の社会ではそうしなければ生きていけない仕組みになっている。そして現実では誰も声を大にして訴えないし、デモも起こさない。それも恐怖遺伝子のせいだろうか。恋愛に臆病なのも恐怖遺伝子のせいかもね。保守的で、悲観的、精神病や自殺者が多いのも遺伝子のせいだっていうのだろうか。日本人のサービス精神が過剰なのもそうなのだろうか。
いつまで新卒カードを持った就活生は、同じ色のカバンを持って同じ色のスーツを着て、同じような説明を聞き、同じような受け答えをしてくのだろう。
インターネットで自分自身を表現している今の時代とそこを照らし合わせると違和感ばかりが生まれてくる。
日本人、このままでいいんですか?
香取慎吾はもしかしたらそんなところに疑問を持ったのかもしれない。
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