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ワンピースの背景がごちゃごちゃで見づらくなったのってなんでなの?尾田先生なんでなの?

2018年02月27日
ワンピースの背景がごちゃごちゃで見づらくなったのってなんでなの?尾田先生なんでなの?
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漫画家って巻を重ねるごとに絵柄が変わっていくのが当たり前です。むしろ変わらないほうがおかしい。なぜなら人は成長していく生き物だからです。誰だって歳を取るごとに考え方や価値観、生き方も変わっていきますね。その生き方そのものを芸術として表現している者はそれが顕著に作品にも表れていくんじゃないでしょうか。

それは漫画家だけではなく、ミュージシャンや作家や映画監督なんかも同じことが言えます。変わらないものはない、そして始まりあれば終わりも必ず来る。ワンピースという漫画もいつかは終わりがくるでしょう。今回は日本一売れている王道少年漫画、ワンピースにてよくある疑問「背景ごちゃごちゃすぎて読みづれえ」の件。

ワンピースの背景がごちゃごちゃになったのっていつ?

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いつからだろうか。ワンピースの背景がごちゃごちゃなのが当たり前になったのは。

毎週毎週ジャンプに連載されているため、絵柄が変わったことにも気づかないし、それが当たり前のものとなっているから気づきにくい。ワンピースの絵柄はよく「変わらない」と言われがちだが、よく見れば滅茶苦茶変わっている。

ルフィやチョッパーなんかは特に変わっている。初期の頃は頭身も長く、少しリアリティのあるデフォルメだったが、今はかなり「キャラクター感」が強くなっている。チョッパーなんて初期はただのシカの化物みたいな顔。全然可愛くない。

ワンピースの背景がごちゃごちゃで見づらくなったのってなんでなの?尾田先生なんでなの?

それが今や愛されキャラ。初期のピカチュウと今のピカチュウくらい違う。

これは尾田先生、わざとやったことであり、チョッパーがマスコット性を持ち愛され始めたことに気づいて絵柄を変えたと過去の発言にある。

売れているヒット作を描いている漫画家が、絵柄を変えるにはちゃんとした理由がある。わざと変えている、ということも多い。例えばるろうに剣心という漫画があるが、この作品もかなり絵柄が初期と後期で違う。これはわざとである。作者の和月伸宏が少年漫画を意識しだし、最終的には少年漫画っぽい絵柄にあえて変えていった。

ワンピースも同じく、なんらかの理由があってキャラクターの絵柄が変わっていったのだろう。漫画家っていうのは特に尾田栄一郎先生は、キャラクターは全て自分で描きアシスタントには任せていないため、細部まで気にして描いているのは間違いない。例えばナミのおっぱいがどんどん大きくなっていったのにも理由があるし、ウエストが細くなっていったにも何かしらの理由があるのだろう。たぶん尾田先生の性癖。

そもそもワンピースが連載され始めたのは97年。もはや20年以上も経っているわけです。
あの頃の読者ももうおじさんおばさん。読むのを止めた人も多いだろう。
尾田先生の愛するドラゴンボールが連載終了したのが95年。
わずか2年後に連載が始まり、そこから伝説が始まった。

このとき、尾田栄一郎22歳である。

え、ちょっとまって、
22歳!?

普通に就活してるんだけど!?

なんて人も多いだろうが、尾田先生はワンピースの連載を開始した。
そこから20年以上、週刊少年ジャンプの看板を続けている。
これが天才ってやつだ。クソ、信じられない。

ちなみに初期のONE PIECE

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なんて見やすさ!

 

背景描き込みすぎには理由が!?

でもどんな天才でも22歳だ。22歳のときを思い出してもらいたい。10代は想像してみてほしい。22歳とはどんな時期か。はっきり言って赤子に毛が生えた程度の存在です。1日の80%くらいは感情と性欲のみで動いている時期じゃないですか?

そんな時期に確固たる野望を持って、漫画家になった尾田先生は間違いなく神ですが、
だけど22歳。

いくら神でも22歳なのだからそこから考え方や価値観が変わるのは当たり前ですし、頭で思い描いていたものが変わっていくのも当たり前です。当初、ワンピースはもっと早く完結する予定だったと過去に尾田先生も言っているわけです。10巻くらいで終わるかも、なんて言っていたこともありますよね。

だから絵柄が変わるのは当たり前のこと。自分の中に眠っているエネルギーや感情が作品化するのが芸術家なのだから。

背景がごちゃごちゃしていったのも同じ理由になる。

尾田先生の中にあるエネルギーってとんでもないんですよね。これだけ長い間、口渇することなく新しい話を次々と作品に昇華していくパワーと持続力。
普通は無理です。
もしくは休息期間が必要です。
でも尾田栄一郎という人間の場合、ほとんど休むことなく描き続けている。これってバケモンですよ。良い意味でモンスター級の作品を生み出す人は、その人間性もモンスターなわけです。手塚治虫や宮﨑駿に近い。彼らも休まず次々と死ぬまで新しい作品を生み続けている。

尾田先生の場合は、ワンピースというひとつの作品の中で、自分の描きたいことを全て描いているわけです。どんなストーリーや展開だろうと、ワンピースの世界の中で出来る。それがワンピースの強み。

そして描き続けることによって、エネルギーは別の方向にも増大していったんじゃないか。
それは漫画、一コマ一コマのクオリティの高さ。
芸術家とは自分の欲を形にする。
一コマの中に描かれる情報量が多くなっていったのは、描き続けていったことによる弊害、いや必然か。これを元の綺麗な空白、白い空白を増やすということはワンピースでは無理だろう。尾田先生の場合は無理。自分の中に溢れ出るエネルギーをひたすら出し続けているアーティストの場合は無理である。背景だけではなく、登場人物全員のセリフ量も膨大になり続けている。全クルーのセリフを描かなきゃ気がすまなくなっているんだ。キャラクター増えすぎて誰が誰なんだか…

それは作者の中のエネルギー、吐き出したいものがそれだけあるということ。漫画家はサービス業じゃない。確かに読者に喜んで貰うことは大事だが、彼らは芸術家である。自分の吐き出したいもの、表現したいものを形にすることで対価を得ている。

もしも完全に読者目線、お客さん目線の接客業みたいなことになってしまったら、全くつまらない漫画になってしまうだろう。

ただ、
アーティストによっては、ミニマルにしてく手法を取る人もいる。いわゆるいらない部分はあえて「削る」という作業をするということ。これは漫画でも音楽でもなんでも同じ。

でもそれができるのは別の作品を新しく作るからできることで、継続し続けている人にとっては無理なんじゃないだろうか。ワンピースの場合は、ストーリーは別でも同じ作品内であることから、いきなり背景を白くしていくのは芸術家思考の視点から見れば不可能に近い。

尾田先生の背景が白くなるのは、別作品でしか無理だ。
そんなに白いのが良いのならブリーチを読んでください。

というわけで、ワンピースの背景がごちゃごちゃ見づらくなってしまったのは仕方がないんだ。

まぁでも、ナミのおっぱいは始めの頃のほうが良かったよね。

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ONE PIECE magazine Vol.1 (集英社ムック)

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