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三浦大知みたいな実力派が今になって評価されるってどれだけ時代遅れ

2018年02月12日
三浦大知
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ダンス、歌、楽曲性、パフォーマンスのクオリティの高さ、どれをとっても一流とは三浦大知のことを言う。顔以外。顔ってそんなにも重要なことでしょうか。重要なことなんでしょうね。結局顔なんですか?顔ですね。日本人女性にとって芸能人、歌手の顔って超重要。

三浦大知のような実力派ソロアーティストがやっと評価されるような時代になって本当に喜ばしいことですが、ネガティブに考えるとあまりにも遅いんじゃないでしょうか。海外と比べるとなんだか日本の音楽アーティストってどんどん鎖国家しているような気がしてならない。一昔前であれば、海外に近づけ追い越せの精神で、洋楽の見よう見真似をして、それを日本流に昇華しているアーティストが沢山いたような気がします。

でも、最近はより内側へ内側へと進んでいるように見える。これは音楽アーティストだけではなく、現在の日本の文化全てに言えるような気がします。

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"海外の音楽"を聴かなくなった

現に今の日本の若者は自国のアーティストに夢中で、海外には全く目を向けないようになってしまった。洋楽離れが嘆かれていますよね。ひと昔前の若者であれば、むしろ洋楽に強い憧れがあって、洋楽を聴くことがステータスになっていたわけです。邦楽ダセえの価値観があった。1歩2歩先に進んでいる洋楽に憧れ、それを真似て日本の音楽は成熟していったのです。ですが今の若者はそれをしない。なぜか。

洋楽で育った人が鳴らした音楽がもう十二分に洋楽に匹敵する音楽になっているからですね。カッコいい音楽が日本中に溢れるようになった、日本のアーティストがカッコよくなったおかげです。ものすごくカッコよくなった。だから、海外アーティストへの憧れが薄まってしまったわけです。これはこれでとても喜ばしいこと。日本の音楽が成熟した証でもあります。

だから、三浦大知のような人も現れてきたわけです。

やっと、やっと現れた。
バンドよりも10年くらい遅いような気がします。日本のバンド勢は、10年くらい前を堺に面白くユニークでカッコいい音楽を鳴らすバンドが続々と登場して、今のバンドシーンが確立し、フェス現象を起こした。洋楽バンドを聴かずとも、邦楽ロックを聴く人が増えた。

でも、ソロアーティストはそうはならなかったわけです。みんなバンドに流れたので、男性ソロアーティストは影の時代を歩んだ。ソロアーティストって中々日本では育たないですよね。なぜでしょうか。あまり男性ソロがカッコいいという風潮がないからか、根付いていないからでしょうか。

いやでも、昔は男性ソロアーティストの宝庫だったわけです。色んな人がいた。でも今はそうでもない。特にダンスもできるソロアーティストって言ったらもうマジでいない。三浦大知除いたら他に誰がいるんだってレベルでいない。マイケル・ジャクソンのような存在が今更日本で誕生したようなものです。遅すぎじゃないですか。

これは主に、日本のアイドル文化が関係しているように思えます。

男性の場合は主にジャニーズ。
ジャニーズ帝国、これが築かれてから男性ソロや、男性アイドル、男性のダンスグループなどの存在がなぜか許されなくなってしまった。

女性の場合はAKB。
AKBグループが現れてからというものの、女性ソロアーティストで神がかった人気の人が出なくなりましたよね。安室奈美恵や浜崎あゆみのような存在。

これらアイドル文化が強く根付き始めてから「実力派」の人達が影に隠れてしまったのは言うまでもない。

結局のところ、日本人って実力があるよりも、アイドル性、顔が良い、イケメン、美人、可愛いを支持してしまうってことでしょうか?そんな単純な生き物なんでしょうか?白人とはそんなにも価値観が違うということでしょうか。

いやそんな単純でもないんじゃないかと。

たぶんこの深層心理は、日本人としての根本的要因が関係しているんじゃないか。

最近のアイドルも昔のアイドルもそうですが、アイドルというものはまず実力というものはない。歌、ダンス、これがまず上手くはない。はっきり言えばAKBの生歌なんてお遊戯会レベルだし、ジャニーズの生歌だってほとんどはその辺の兄ちゃんのカラオケレベルであり、口パクが当然だ。

でも、そこが良い。なぜかといえば、顔もよくてカッコよくて、しかも実力まであるアイドルが出てきたら応援したいという気持ちが芽生えないからである。そんな人達は10年に1組くらいしか現れない。

そんな完璧な人よりも、どこか劣っている人を応援したくなる、頑張って!と言いたくなるのが人の心理。AKBが応援されているのはそこだ。どこか欠けているからこそ、応援したくなる親心みたいなものが湧いてくる。ジャニーズもそうだ。SMAPだって歌が下手だから、逆に頑張れよと親近感が湧き、国民的アイドルになった。

そういう、日本人の根性論のようなもの、友情、努力、勝利のジャンプ理論ではないが、そういうものに近い。どこかが抜けているからこそ放おっておけない、頑張れと言いたくなる心理を突いた商売だということ。

完璧すぎたり、上からだったり、実力がありすぎたりすると、日本人の「出る釘は打たれる」論が発動してしまうからだ。つまり、嫉妬、妬み、僻み。最低か。

そういうことです。革新的なものが現れても、こんなのものは許されない!と言って固定概念に縛られるのが日本人。実力のある人が現れると何かしら叩く場所を探すのが日本人。

羽生結弦しかり、藤井四段しかり、何かと凄い人が現れても粗を探し出す。自分たちで自分たちの首締めてませんか。

なぜか自信たっぷりで最初から才能があり、ストイックな人を嫌う傾向が日本にはある。

頑張れ三浦大知

そして三浦大知に戻る。

彼が支持され始めたのは他でもない。言いたくはないが、顔です。あと努力、才能。

顔がそこまでカッコよくはないから支持された。
それに若い頃は売れずに、今になって売れ始めたこと。

これが顔までカッコよかったら完璧すぎて、女性ファンは増えただろうけど男性含めて万人から好かれる歌手にはなれてない。顔がそこまでカッコよくはない、そして長い下積み時代がある、
だからこそ親近感が湧き、でも実力があるなんてそのギャップがすごいな!という感情が湧いてくる。 つまりアイドルの逆バージョンというわけです。

これで顔が良かったら出る釘は打たれる精神で、あまり推されてなかったんじゃないかと。

でも評価され始めてきたのでこれはとても喜ばしいこと、素直に彼を支持してあげてほしいし、彼が支持されることによって下の世代からも彼のような存在が出てくることがいい流れになる。日本人って根性論が血に流れているから、苦労してないと…みたいなわけのわからない精神性が根本的にある。

始めから才能があって実力がある人が許せない、みたいな叩き、嫉妬があるんです。苦労して努力してるからこそ、売れなきゃいけない、のような精神性。これって一般社会でも同じですよね。才能がある人、潰されてませんか。立ち回りだけ上手くてそんなに実力ない人が売れたりしますよね。

というわけで、そんな日本で三浦大知のような実力を付けた人が評価されたことは本当に喜ぶべきことです。今後もこういう人が増えていくことを願います。

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