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ミスチル桜井がかつて歌っていた不倫の曲「Love is Blindness」

2018年01月17日
ミスチル桜井がかつて歌っていた不倫の曲「Love is Blindness」

不倫の関係

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好きだ・・・好きだ好きだ好きだ好きだ。

狂おしいほど、胸からこみ上げてくる熱い何か。
好きだ好きだ好きだ好きだ。
なぜ好きかはわからない、その気持ちを止めることはできない。
内側から溢れ出る想いが静止している身体を無理やりにでも動かそうとしている。
好きで好きで好きで仕方がない。

でも、自分にはもう大切にしてきた、大切にしようと決めた相手がいる。
もしくはあなたには、大切にしている、大切にしてくれる相手がいる。

その人の気持ちを考えれば、自分が持ってしまったこの気持ちは・・・
抑え込まなきゃいけない・・・消さなければいけない。
持ってしまってはいけない気持ち・・・今すぐにでも忘れたい。

でも見てみぬふりができない・・・消すこともできない、忘れることはできない。
消えてくれればどんなに楽だろう、でも持ってしまった、もう後戻りはできない、過去にはできない。2人は出会ってしまった。

どこにもその気持ちを消せるものはない、吐き出せる場所もない。
もう止められない、このままこの道を歩いていけば真っ闇、崩れていく崖、奈落の底、
そんなこともわかってるけど止めることのできない想い。

また会いたい、また話したい、また触れたい、
会えない日が続くほどその想いは増していく。

どんなことをしてでも手にいれたい
誰に何を言われようと手にいれたい
その先に闇しかなくてもあなたに会いたい、この気持ちが本当かを確かめたい。

これは、世間で言われているよくはないこと。
悪いこと、他人からは後ろ指を刺されること、
批判されること、叩かれること。
それも全てわかっている。

だとしても、あなたを手にいれたい。
その瞬間があれば、どうなってしまおうと構わない。
あなたが欲しい、手に入れることができるならどんなことだってしたい。
決して抑えきれない気持ち、この気持ちに嘘はない。

それが例え人道に背く行為だろうと、虫ケラとなって愛を誓う。
聖者でなんかいられない。

これは、そんな歌だ。

つまるところ、「不倫」の歌。

あなたは既婚者でありながら、誰かを本気で好きになったことがあるだろうか。
もしくは相手が既婚者であり、その人を本気で好きになったことがあるだろうか。

それがどれだけ辛いものか、分かるだろうか。
こんなに辛いことはない。
出会うのがもっと早かったらなら、それは大恋愛になったかもしれない。
でも、それはできない。どうしようもない。
こんなにも辛いことはない。

自分には大切にすると誓った相手がいる。
もしくは相手には大切にしている、してくれる相手がいる。
その人を裏切る汚い行為が不倫だ。

でも、自分が持っているその人を「好きだ」という気持ちも本気であることに変わりはない。
苦しくて苦しくて仕方がない想いだ。
罪悪感だって湧く、好きだという気持ちも消せない。
もうぐっちゃぐちゃ、心の中はぐっちゃぐちゃだ。
台風のど真ん中、ハリケーンのど真ん中の難破船だ。

「なんで出会ってしまったのだろう?」
「出会わなければこんな気持ちを持つこともなかった」

そう考えてしまう。

もしも・・・その気持ちを抑えられずにその先に進んでしまったら・・・
その先に幸せなんてものはない。
茨の道を進むことになる。
現実的に言えば裁判沙汰だ、慰謝料だ。
子どもがいれば養育費の問題でいざこざだらけだ。
もっともっと苦しくなる。築き上げてきたもの全てが底まで落ちるだろう。

バレなきゃいい。
バレなくてもその罪悪感を抱えたまま生きることになる。
決してあなたは幸せにはなれない。

人が人を好きになる。

それは・・・至って普通のことだ。
そこにすでに相手がいたか、いないかだけの話。
結婚しているか、していないかだけの話。
でもそれだけでその後に人生まで変わってしまう。
それがこの社会のルールだから。

気持ちを持ってしまったのは仕方がない。

ただ、その気持ちの先に進むか、進まないか・・・

この歌は・・・進んだ人の物語。

誰にだって過ちはある。
人生は、苦しいことが大半だ。

そんなことも、Mr.Childrenは歌う。

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暗くて鬱屈したロック性を持っていた頃のMr.Children

Mr.Childrenが1996年にリリースしたシングル「マシンガンをぶっ放せ」に収録されているカップリング曲が「Love is Blindness」。知る人ぞ知る曲である。カップリングなのでファンしか知らないだろう。A面の「マシンガンをぶっ放せ」も相当刺々しい歌詞になっていて当時のMr.Childrenの精神性が伺える。

この頃リリースしたアルバム「深海」は今や邦楽史に残る名盤。コンセプトアルバムであり、ひとつの映画を見ているようなアルバムになっている。

アーティストというものは自身の精神状態に作品を左右されやすい。日々の生活が幸せに満ちていれば作品も幸福感、多幸感に溢れた作品になる。その逆であればそういうことだ。誰かのためや、他人に提供したりする場合でない限り、精神状態が色濃く出る。

アーティストじゃなくてもそうだ。幸せいっぱいの人よりも、どこか精神状態が鬱屈している人のほうがカッコよく見えたり、セクシーに見えたりすることがあるだろう。そういう精神状態とは人を魅力的に惹き立てる魔力がある。本人は辛い。でも他人から見れば魅力的に映る。

Mr.Childrenにもそうした暗い時期があるが、だからこそ芸術性に富んだ魅力ある作品になっている。90年代後半のミスチルはとてもロック性のあった頃であるということ。ぜひ一度お口にしてみてはいかがだろうか。

深海 / Mr.Cildren

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