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あなたがMr.Childrenと出会った日はいつの日だったか

2017年05月15日
あなたがMr.Childrenと出会った日はいつの日だったか

ミスチルデビュー25周年イヤー記念

コラム「あなたがMr.Childrenと出会った日はいつの日だったか」

Mr.Childrenは僕にとって特別

僕にとってMr.Childrenという存在は特別だ。特別であり普遍であり、何者にも変えがたい存在である。僕は音楽全般が好きだけど、その中でもミスチルは誰よりも何よりも特別であって、衝撃を受けたアーティストである。それは思春期の頃に聴いたせいもあるからだと思う。もしも今、初めてミスチルに触れたとしても特別好きになることはなかっただろう。Mr.Childrenに触れたことで自分の価値観や人生観は変わった。

それは日本中にいるミスチルを聴いてきた100万人、いや何千万人という人達も同じかもしれない。あなたがミスチルと出会った日はいつ何時、どの瞬間で、どんなときに好きになっただろうか。

いつの日もこの胸に流れてるメロディー

僕がMr.Childrenに初めて触れた瞬間、ミスチル初体験は記憶を遡れば小学校低学年のとき。このときはミスチルの存在も知らなかったし、曲名も覚えちゃいない。ただこの頃に聴いたミスチルの曲は耳にだけはしっかりと、心にだけはしっかりと刻まれていたことを後になって知ることになる。

これは僕がMr.Childrenと出会ってから、好きになるまでのお話。きっとこれを読んでいる人もミスチルとの出会いがそれぞれにそれぞれの話だけあるんだと思う。これは僕の場合。

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カセットテープから流れてきたメロディー

小学1年か、2年頃だっただろうか。無邪気な僕の耳に車内から聴こえてきた「イノセントワールド」。たぶん、リアルタイムでミスチルが大ブレイクしていた94年、95年頃だろう。ミスチルが社会現象化し、ミリオンヒットを連発していた超絶頂期の頃だ。そのときに母親がカセットテープに入れてくれたのがあの大ヒットアルバム「Atomic Heart」に収録されていた「innocent world」「CROSS ROAD」「Over」の3曲。

小学生の頃は「Atomic Heart」が何かもわからないし、ただカセットテープに入っていた曲を聴かされていただけだった。だからミスチルを好きになったのはこのときじゃない。アルバム「Atomic Heart」は300万枚以上も売れたアルバムだからウチのカセットテープにも録音されていたんだろう。

自我も育っていない7歳頃に、なんとなく聴かされていた「innocent world」。これを歌っている人が、今後自分自身に強い影響を与えていくなんてこのときは知る由もなかった。

時は流れて00年、Mr.Childrenは「口笛」というシングルをリリースした。このときに僕は初めて「Mr.Children」って名前のバンドがいるってことを知る。散々「innocent world」を聴かされていたのにだ。とは言っても95年頃に「innocent world」を聴かされていたときは僕は7歳か8歳くらいだったので、Mr.Childrenって存在も、バンドっていう存在も認識できる脳みそが開花していなかった。「口笛」リリース時期は僕が12歳あたりだ。12歳にもなればミスチルくらい覚える頭はちゃんと持っていた。当時Mステことミュージックステーションで、「CDシングルランキ〜ング!」みたいのでミスチルの「口笛」が1位を取っていた。その瞬間にバンド名が表示され、「なんとかchildren?誰だコレ」って思ったのを今でも覚えている。ただまだこのときはミスチルを好きにはならない、なぜかと言えばこの頃の僕はSPEEDが好きだったからだ!GO!GO!HEAVEN!この世代なら分かってくれると思う。

そして更にときは流れる。

 

思春期の感受性

時に2001年、Mr.Childrenが「IT'S A WONDERFUL WORLD」ってアルバムをリリースするくらいの時期だ。このアルバムを聴いたときの衝撃と言ったらもうね。その話はまた後にしよう。僕は今はもうTVドラマはほぼ見なくなってしまったのだけれど、この頃はよくドラマを見ていた。キムタクのドラマとか、「やまとなでしこ」とか。そしてこの頃放送されていたドラマの1つに「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」ってドラマがある。

ミスチル好きならご存知の通り、このドラマに使われているBGMから主題歌、挿入歌に至るまで全てがMr.Childrenの楽曲なんだ。全てのBGMがミスチルだから「深海」の「Dive」とかまで使われちゃってる。ものすごい宣伝だよね 笑 出演者もミスチルの歌歌ったりするんだから。ミスチル好きじゃなかったら軽い嫌がらせレベルでミスチルオンパレードなドラマ。そういえばドラマに出てる藤木直人もミスチルが好きだったはず。そんなミスチルファンからしたらたまらないドラマであって、タッキーとかも出てるしオシャレだし、ちょっと時代が古いかもしれないけどとにかく見てない人は見て。

このときの僕は中学2年、超思春期真っ盛りである。どんな音楽でも映画でも飲み込める、超感受性MAX全開の時期である。みんながそういう時期。そして僕はこのドラマに使われていた「名もなき詩」を聴いて、身体にカミナリが落ちる、電流が駆け巡る。

「ああ、これが一目惚れってやつか・・・」

このドラマを最後に見たのはもう10年以上前なので記憶が曖昧なんだけど、中学生の身としては「名もなき詩」の使われ方がカッコよかったんだよ。中学生の頃の話だから今見たらなんとも思わないかもしれない。あれは紛れもなく恋だったんだ。

名もなき詩に関してはもうひとつ言いたい。これは僕がミスチルを好きになった後のものだけど、当時放送されていたCMで名もなき詩が使われていた。名もなき詩のサビの入り方がとても良くて・・・これを見たときも鳥肌が立った。

10代っていうのはなんて感受性が高いのだろう。今はもうあの頃の感受性の高さは持っていないけど、あの時受けた感覚を忘れたくはないよね。

このCMだ、懐かしい。
これガッキーなんだよね。ガッキーとは同世代だから親近感が勝手に湧く。

10代の頃に受ける衝撃や影響。「衝撃」なんて簡単な単語で片付けてしまっているけど、それはそんな簡単な言葉で表せるものじゃない。何かに感銘を強く受けたあの頃の気持ち、みなさんも思い出してほしい。僕はそれがMr.Childrenだった。

 

余談、MDって知ってる?

この時代はMDってヤツが主流だった。iPhone世代にはわかんないかもしれないけど、フッピーディスクみたいなヤツだ。フロッピーディスクもわかんない!?ウソ!?

当時、CDもMDもラジオも聴ける「MDコンポ」とかいうスーパーハイスペックマシンを持ってる奴は勝ち組だった。そのMDコンポが欲しくてたまらなかった僕は「おばあちゃ~ん!音楽聴きたいな~!」と上目遣いの色目使いで祖母を悩殺し、誕生日プレゼントに買ってもらう。ここからMDと僕は親友になる。今でも実家に帰ればあの頃に録り溜めまくったMDさんが出てくるだろう。

そんなMDにミスチルのアルバムを片っ端から録音していった10代の頃。

「あるがままの〜」に心を奪われた思春期の僕はその後どうなったのか。

 

ミスチル初体験

初めて聴いたアルバムは「Q」

「あるがままの〜」を聴いて衝撃を受けた僕は、TSUTAYAかブックオフに当時の愛車である通称「チャリ」で爆走して向かう。そしてすぐさまCDコーナーに駆け寄り、「み」の列を探していく。今の子達はやらないんだろう、CDを借りるなんてこと。やる?ちなみに僕が初めて買ったCDは「めざせポケモンマスター!」。どうでもいい?

当時、インターネットっていうものは今のように発達していない。携帯だってカメラ付き携帯がやっと出たくらいの頃だったような気がする。もちろん、Youtubeだって存在すらしていない。時代の移り変わりってそう考えると凄いよね。

なので僕は「あるがままの〜」を聴いて衝撃を受けた中二だったわけだけど、その「あるがままの〜」が、一体どの曲なのかがわからない!!曲名は「あるがまま」、かな!?

もうね、今の時代は便利すぎるよ、Siriさんに「ミスチルのあるがままって曲」って話せばいいんだからさ。でもこの頃はまだ「音楽を探す」って作業が楽しかった気もする。

こんなアーティストがいるんだ!→CD屋に行く→このアルバムのジャケットかっけえ!

みたいなね。

で、「あるがまま〜」がわからなかった僕はあるがままにそのアルバムを手にとる。

それが「Q」。

Mr.Childrenが00年にリリースした9枚目のオリジナルアルバムであり、オリコンチャート連続1位記録を当時超ブレイクしていた浜崎あゆみに奪われてしまったアルバムでもある。

 

アルバム「Q」を説明しよう!

ミスチルのアルバムをそんなに聴いたことがない人に解説すると、「Q」ってアルバムはミスチルがあんまり大衆的なものを意識していなかった時期に好き勝手にやって作ったアルバムであって、マイナー路線に突っ走ったコア向けのアルバムである。だからこその名盤でもある。でも大衆向けじゃないから、なんとなくミスチルを聴きたいな~って人は「なんじゃこりゃ?」ってなる。

そう、ミスチル処女であった僕は急に「Q」なんてものを聴いたもんだから「???」になった。タイトル通りのクエンスチョンだ。そんな意味もこのアルバムには込められている。

14歳、15歳の耳なんてはっきり言って全く養われていないわけだし、曲展開もよく掴めきれない耳だ。JPOPの王道展開、「Aメロ、Bメロ、サビで盛り上がるー!大サビ!サビサビー!」みたいなわかりやすい展開しか受け付けない。ミスチルといえばそういう王道が得意なわけだけど、「Q」ってアルバムに関してはその王道が少ない。

そんなわけで僕のミスチル初体験は

「よくわかんねぇな・・・なんだこれ?」で終わったのである。
しかも「あるがまま」も入ってないし!!

「シングルの『口笛』と『NOT FOUND』くらいしか良い曲ないじゃん」
「なんかセリフみたいの入ってるし・・・?あ、赤塚?組長?は?え?なに?い、意味わからん!・・・」

そんな中学生の色褪せてない新品同様の僕の耳であった。

そして時は流れて2003年の秋のこと。

後々に「Q」はものすごく好きになるんだけど、Qでがっかりした僕は「ミスチル意味わからん!」でしばらく時間が経っていた。

 

掌、くるみ

この頃のミスチルは桜井さんが病気で休業していた頃である。なのでリリースペースとか超遅い。中学生、時間の流れに敏感な時期に1年に1回のシングルとか、そのバンドの存在なんて忘れてる。

しばらくミスチルを忘れた頃、ミスチル復活の情報が僕の耳に飛び込んでくる。なんかのラジオだったかな?「タガタメ」って曲がリリース前ながらもラジオで流れてきたのをたまたま聴いたのか、自分から聴いたのかで、僕はミスチルと再会する。この年だったかにNEW23に出演したミスチルの「タガタメ」生演奏の迫力すごいんだよね。

03年にリリースしたシングル「掌/くるみ」。このシングルを僕は購入した。テスト期間中に永遠に聴いていたのを覚えてる。くるみのPVを見たときの衝撃と言ったら、15歳の僕ですら泣けた。このシングルをきっかけに「ミスチルいいじゃん!」と僕の中で再評価され、またチャリでCDを探しに行くことになる。ここからはもうMr.Childrenとの熱愛、LOVELOVEだ。そのLOVELOVEっぷりをこの先このサイトで書いていこうと思う。

「Q」の次に手に取ったアルバムはなんだったかな。もう片っ端から当時リリースされていたアルバムを聴いていった。好きなアルバムを一枚一枚解説したいくらい。

もちろんあの「あるがまま」が収録されている「深海」も聴いた。15歳の耳に届いた「深海」はあまりにも深すぎたよ。

 

またどこかで会えるといいな innocent world

7,8歳頃に母がカセットテープに録音してくれた「innocent world」。それを聴いていた頃のことなんて思い出すこともなかった。僕は悩み多き多感な15歳を過ごしていたわけで、7,8歳の頃に聴いていた音楽のことなんてこれっぽちも思い出すことはない。記憶の片隅のフォルダに保存されていて取り出すこともなかった。でもそれは、そこにちゃんと確かに保存されていた。

あの頃、母が録音してくれたアルバム「Atomic Heart」に収録されていた「innocent world」。そして15歳の僕は今度は自分の手で「Atomic Heart」を手にした。ちゃんと思い出せたんだ、あのときにこの曲を聴いていたってこと。ああ、この曲ってあのときのあれだ。あのとき、何度も聴かされていた誰が歌っていたかも知らなかったあの曲、何年かの月日が流れてそれを自分の手で手に取り再び聴いた。

自分自身がものすごく衝撃を受けたアーティストのアルバムを聴いていったとき、幼少の頃にそれを何度も聴いていた記憶が蘇ったこと、その不思議な感覚が更に僕の中でMr.Childrenという存在を強くさせたきっかけでもある。 母は当時のヒット曲を録音していただけだったのだろう。でも、僕の中でその「innocent world」はとてつもなく大きな存在となった。

これが僕がMr.Childrenと出会ってから好きになったときの他愛もないお話。

きっと何千通り、何万通りとその人だけのミスチルとの思い出があるんだと思う。それってもうなんだろう・・・宇宙みたいなものじゃない?・・・

 

それから月日は流れ・・・

今こうしてミスチルとの思い出を書いているけど、これはもう14,5年も前の話になる。

この話からそれだけの時間が流れた。

僕は今年で30歳になる。

いろんなことがあったし、これからもいろんなことがあるだろう。なぜこんなことを今書いたのかはわからないが、Mr.Childrenは僕にとって今でも特別だ。だからここに記しておきたい。

そしてこの時間の流れの中で何も変わらないことがある。それが今でも「innocent world」を聴き続けてるってことだ。この時間軸の中で、それだけは15歳のときのまま何も変わっていない。

「俺、30歳になるのにまだミスチル聴いてんのかよ 笑」。

最近思った。でも今でも好きなんだから仕方ない。

むしろ30歳だからこそ聴いてるんだ。10代の頃に最も聴いていたアーティスト、今だからこそまたもっと聴きたい。

思春期の頃に受けた衝撃は今も忘れることなく僕の中に生きている。だからもし例えば、今、10代で何かに衝撃を受けたり、何かすごく好きになったものがあるのなら、それを好きだという気持ちを大切にしてほしい。その気持ちをずっと持っていたらきっとそれはいつの日か自分の糧とか、力になるんじゃないかな。

そうだな、今10代の人で周りにミスチル好きがいないんだよねって人はいるだろうか。もしくは「ミスチルとか浅いな…」「ミスチルなんてもうおじさんじゃん」なんて思われないかな?なんて考えている人がいるとしても、自分が好きなものを肯定してあげてほしい。中々それはできないことかもしれないけど、自分の中で肯定してあげればいいんだ。

僕だって始めからこんなに素直にミスチルを受け入れてきたわけじゃない。

「ミスチル聴いてるなんてミーハーだよな・・・あんまり言いたくない」とか思って、通ぶりたいがために洋楽かぶれになってみたりマイナーなバンドを聴いてみたり、高貴な存在になりたいがためにクラシックを聴きかじってみたりする時期だってあった。でも、どんな作品を聴いたり見たとしても、ミスチルから貰ったカミナリが心に落ちたような衝撃はなかったんだ。洋楽通を気取りながらも、裏では「終わりなき旅」をずーっと聴いていた。

そして今もなお30歳になっても聴き続けているのはMr.Childrenだけだ。

だから僕は自信を持ってMr.Childrenが大好きだって言える。だからこれからも聴き続けるよ。

みんなもそうでしょ?

いつの日もこの胸に流れてるメロディー


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