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SMAPの血を継いでいるバンド、HOWL BE QUIETの今後

2017年01月07日

HOWL BE QUIET

「アイドルになりたい」、最初から難易度MAX

このバンドは「アイドルになりたい」と言い放ち世に出てきたバンドである。キャッチコピーは「バンド界のアイドル」。

デビュー仕立ての頃からアイドルになりたいと宣言しバンド活動を始めるなんて目立つだろう。一体どんなバンドなんだ、何言ってるんだこいつらって注目を浴びる。そして注目を浴びた結果、彼らは茨の道を突き進むことになった。

「アイドルになりたい」

このバンドの立役者である竹縄航太はそう言い放った。この言葉にどんな意味があろうと、そこに隠された意図まで読み取ろうとする人は中々いない。ああ、アイドルバンドってことね。アイドル性を持ったバンドか。音楽で勝負しないってこと?音楽性はあまり深みがなさそう。それってロックバンドじゃないよね。そういう風に読み取られてしまった。最初から向かい風、逆風、難易度MAXである。

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「アイドルになりたい」の意味

HOWL BE QUIET

HOWL BE QUIETは何もジャニーズのようなアイドルになりたいわけじゃない。バンドをやっているのだからバンドとして認められたいに決まっている。アイドルになりたいならジャニーズに応募書類でも送っているはずだ。もしかしたら落ちたのかもしれないが。

HOWL BE QUIETは純粋にアイドルというものを尊敬し、アイドルの楽曲には山ほど良い歌があることを知っていて、今やアイドルのほうが勢いがあるんじゃないかということを感じ、アイドルの良いところをバンドにも取り入れたいと考え「アイドルになりたい」宣言をしたのである。このバンドは「歌」を大事にしているバンドである。歌こそが多くの人に響く最大の武器だと信じている。

これまでのバンドシーンが似たようなバンドや似たような楽曲ばかりじゃないか、その楽曲を引っさげてフェスを楽しむだけのバンドが多すぎる。そういうバンドシーンへの鬱憤や自分が変えてやるという野心を持ってHOWL BE QUIETはスタートを切った。むしろアイドルのほうがよほど音楽性も豊かな曲が多いし、挑戦していることが沢山あると。

ボーカル 竹縄航太

ジャニーズ被れみたいな顔をしているが、彼がこのバンドのボーカリスト&作詞作曲者。彼はたぶん本当にアイドルになりたかったんだろう。もしSMAPのようになれたらSMAPになりたかったんだろう。しかし彼はバンドを選んだ。

彼のルーツは主にSMAP。SMAPの大ファンであり、ジャニーズの楽曲をカバーしたりしている。SMAPに楽曲提供、スマスマに出ることを目標に掲げていたが、その夢も今は叶えることができない。誰よりもSMAPの解散を悲しんだんじゃないだろうか。

表には出さないだけでSMAPに楽曲提供したかったバンドマンは他にも多いだろう。

 

SMAPへの憧れ

SMAPはもう解散してしまったが、何よりSMAPの凄さは楽曲の幅広さ。それは誰もが知っている通り、サカナクションや菅野よう子、椎名林檎にスガシカオ、赤い公園やクリープハイプなど様々なアーティストから楽曲を提供してもらっている唯一無二のグループがSMAPであった。

そんなSMAPの楽曲を聴いて良いと思わないはずがなく、彼がSMAPに憧れを持ったのは当然と言えるだろう。

昨今のアイドルはSAMPだけじゃなく、こうして様々なアーティストから楽曲を提供してもらっていることで音楽性が豊かになってきている。そのアイドルひとつ見ても様々な楽曲があり、音楽ジャンルもピンからキリまである。

しかしバンドの作曲者を変えることはできない。バンドにアイドルのような楽曲の幅広さを持て!と言われてもそれはちょっと難しすぎる。HOWL BE QUIETはそんなアイドルのような幅広さや自由を手に入れたいと思い「アイドルになりたい」宣言をしたが、それってめちゃくちゃ難しいこと。

HOWL BE QUIETのファンって?

当たり前な話、バンド好きはバンドが好きである。バンド好きとジャニーズ好きはあまり交わることができないだろう。ジャニーズのコンサートに行く人とマイナーなバンド好きはあまり交わらないだろう。

HOWL BE QUIETは中間地点。どちら側にも行くことができない。「バンド界のアイドル」なんてキャッチフレーズを付けたことにより、本来のバンド好きは少し敬遠してしまうだろう。逆にアイドル好きも本来のアイドルを応援するに決まっている。

みんなYoutubeで聴く程度の中間地点で止まる可能性が高い。

デビュー前まではバンドとしてバンド好きに好かれていた彼らだが、メジャーデビューしてからはアイドル宣言が大きく出てしまったためそれが仇になっている。

アイドル性を持ったバンド、例えばセカオワ

アイドル性を持ったバンドといえばSEKAI NO OWARIがいる。彼らは大成功例だ。バンドメンバー本人達にアイドル性をもたせた事によりメンバー1人1人に多くのファンが付いている。

セカオワの凄いところはアイドル性だけじゃないってところだ。メンバーの容姿や人間性のみで人気が出たなら消費されて人気が落ちるのみだ。しかしセカオワは楽曲やライブにもとことん力を入れて、自らの作品にエンターテイメント性とアート性をバランス良く持たせて成功した。そして時代が彼らを選んだんだ。

HOWL BE QUIETがそうなれる可能性は・・・果たしてあるのだろうか。

難易度は高い、自らハードモードな道を選んだバンドである。

 

今度は彼らが時代を作る番

HOWL BE QUIETのようなバンドが出てきたことも時代性が生んだものだ。SMAPがいたり、アイドル戦国時代になりアイドル文化が活性化したり、バンド勢がみんな4つ打ちでフェスを盛り上げたり、そういう時代性があったからそこを変えてやろうとHOWL BE QUIETのようなバンドも出現した。となれば今度は彼らが時代を作る番だ。

彼らが憧れたSMAPはもういない。4つ打ちのバンド勢ももう出尽くした。フェスも今や飽和状態。新しい時代を作るのは、新しいステージを作るのはもう君たちの世代に託された。ならばやれるところまでやり切るだけだろう。そうやって先輩たちは時代を作ってきたんだ。いつまでも憧れのままで終わるわけにはいかないだろう。何を言われようがどんな見方をされようが、どれだけ批判されようが新しいことをやる人には付き物だ。SMAPだってそうだったのだから。

HOWL BE QUIETが時代を作り、時代を変えていく役目を果たせばいい。そのパワーとエネルギーはこのバンドから感じることができる。SMAPの血を継いでいるバンドマンがここにある。



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