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反骨精神から生まれるバンドの魅力 パノラマパナマタウン

2016年10月01日

パノラマパナマタウン

ロックとは大衆文化へのカウンターとしての役割がある。大衆が良いと思えるものに違和感を感じる。みんなが良いというものが気に入らない。みんな同じ道を歩むことが気に食わない。そんな人たちのためにロックがある。だから本来はロックはお茶の間に浸透するような大衆的なものにはなってはならないんだ。今の時代ではロックバンドなんて定義はないものに等しいが、ロックとは本来そういいう反骨精神から生まれるもの。

そんな反骨精神をエネルギーにしてバンド活動をしているのがパノラマパナマタウンである。名前からするとポップさのほうがイメージされるが楽曲からあふれ出るものは「なんでみんな同じことをしているの?」「本当にそれでいいの?」という世の中、大衆にたいしての疑問だ。パノラマパナマタウン、良いバンドである。

音楽ジャンルなし、ロック精神あり

パノラマパナマタウンは様々な音楽ジャンルを織り交ぜたバンドだ。ガレージロックやヒップホップ、時にはサイケデリックやオルタナティブやニューウェイブなど、なんでもありだ。そこにジャンルは存在しない。そもそも音楽ジャンルなんてものは音楽を分類するために作られた言葉である。音さえあればすべては音楽になり得る。どんなジャンルでも鳴らすパノラマパナマタウンだが、そこに共通しているのは反骨精神である。なぜみんな同じような服を着ているの?というような疑問を投げかける。みんながそうだから私もそうしなきゃいけないんだということへの違和感。そこを問う。これこそロックであり、本来のロックバンドの姿である。

パノラマパナマタウン メンバー

ボーカル & ギター 岩渕想太
ギター 浪越康平
ベース 田野明彦
ドラムス 田村夢希

の4人。平均年齢は今現在で20歳!まだまだこれからが期待されるメンバー達だ。若さならではのエネルギーみたいなものを歌詞と曲に感じ、更にそんな20歳そこそこの新人バンドとも思えないクオリティのレベルを鳴らしている。

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大衆へのカウンターを歌いながらもこれは大衆化を思わせるほどの実力と才能を感じさせてくれる。例えばお茶の間のおばちゃんには伝わらなくとも世の中に疑問を持つ若者達の多くには伝わるだろう。若者は世の中に疑問を持つことが世の常だ。だから若者こそがロック好きになる。

パノラマパナマタウンの歌っていることは普段思ってるけど言えないことを代弁してくれている。みんな同じでいいの?ってことはみんなが思ってることだ。ただそれを行動に移し言葉にして、万人に放てる人は限られている。みんな思いながらも日々を過ごしている。

シーンなんて拘らない、そこがカッコいい

売れていない、人気があんまりない、大衆化していないバンドはカッコいい。なぜかって言えば自分達のやりたいことだけを貫き通しているからだ。媚びを売らないからだ。売れるために媚びを売らない。いろんな人に気に入られるため、好きになってもらうために自分を作らない、"わざと"をしない。

確かに売れないとやれないことも山々だ。売れなきゃ何百万人の人に聴いてもらえない、大きなステージにも立てない、良いレコーディング環境も作れない、上の人に関われない、気持ち良い思いもできない、裕福な生活もできない。だけどそれよりも自分を貫き通して言いたいことを言っている人のほうがカッコよく見える。それがロックだ。

今のパノラマパナマタウンにはそれがある。これからの彼らがどうなるかはわからない、実力もあるし売れる要素もある。これから先、売れていくこともできる。フェスで大きなステージに立つことも予想できる。そのとき彼らはどんな音楽を鳴らしているだろうか?

ぜひこの反骨精神を忘れないで鳴らし続けてほしいものだ。とにかく今はカッコいい、と言える。こういうバンドが最近増えてきている。誰が勝つのだろうか?勝つのはパノラマパナマタウンか!?一聴あれ。


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