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安室や浜崎あゆみ 宇多田ヒカルみたいな女性ソロ歌手が出てこないのはなぜ??

2015年07月15日

タイトル通り、近年は一世を風靡するような女性のソロ歌手が現れなくなってしまった。
それはなぜなのか。みんな女性の歌手に飽きてしまったのか、女性のソロ歌手よりもアイドルグループのほうが良いと思うようになってしまったのか。

安室奈美恵 浜崎あゆみ 宇多田ヒカル 椎名林檎のような女性歌手

90年代半ば、安室奈美恵の人気は凄まじいものがあった。

CDを出せばミリオンヒットは当たり前、皆が安室奈美恵のCDを買い漁った。誰もが彼女の服装や髪型を真似し、安室の姿を真似た女性らをアムラーと呼んだ。茶髪ロン毛にミニスカに厚底ブーツ、皆が皆、同じようにしていた。小室哲哉の小室ファミリーブームの最大の功績者と言ってもいい。

90年代後半、浜崎あゆみが現れそのカリスマ性に女性たちは惹かれた。

アムラーのときと同じように、皆が浜崎あゆみを「あゆ」と呼び、彼女の服装や髪型を真似た。浜崎あゆみが付けてるアイテム、紹介するファッションは当時の女性たちのトレンドだった。10代女性の心を読み取ったかのような、共感を呼ぶ歌詞が受けた。女性歌手といえば浜崎あゆみ、大ヒットしていた時期はミスチルのアルバム連続1位記録を破ったほど。

同じく90年代後半、宇多田ヒカルと椎名林檎が現れた。

アメリカと日本を行き来し、英語がペラペラ。15歳にして作詞作曲をこなし、アルバムを700万枚売った「天才」として宇多田ヒカルは持ち上げられた。一体彼女は何者なのか、ネットも普及していない時代だからこそ、その謎に満ちた天才の彼女に日本中が注目した。浜崎あゆみと宇多田ヒカル、どっちのアルバムが何百万枚売れるのか?など2000年代前半まで大ブームを巻き起こした。

自らを「渋谷系」の反対、「新宿系」と名乗った椎名林檎。

奇抜なパフォーマンスや奇抜な歌詞、当時見たことのないスタイルで我が道を進む姿に女性たちは彼女の虜となった。年齢からは読み取ることのできない大人びた発言や風貌、ミステリアスな椎名林檎の存在に女性達は惹かれていった。椎名林檎を聴いてミュージシャンになったという女性アーティストが今多数出てきている。

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なんで女性歌手は時代のブームにならなくなってしまったの?

一時代を築いてきた女性歌手がもう現れなくなってしまって何年経つのか。

一過性のブームといえばそれまでだが、確実に上記の歌手達は下の世代に大きな影響を与えてきた。2000年代に入ってから、浜崎あゆみの後に倖田來未がその跡を引き継いだようにも見えたが、年々と女性ソロ歌手の存在は小さなものになっていった。今では西野カナがその役割を果たしているのかもしれないが、当時の安室奈美恵や浜崎あゆみの「勢い」に比べると小さすぎる。

なぜ女性ソロ歌手は時代を築けなくなったのか、単純に下の世代にそういった女性が育っていないのか、ということも考えられる。

ネットの普及による影響 流行やブームが作りづらくなった

具体的にはネットの発展が大きな影響を与えているのは間違いない。

安室奈美恵も浜崎あゆみも、ブームとなった時期にはネットが普及しておらず、その存在を知るには主にテレビかラジオか雑誌でしか知ることができなかった。

ベールに包まれた存在に惹かれる、自分とは違う特別な存在、神のような存在に惹かれるのは人が持つ当たり前の感情だ。天才だとかカリスマだとか各所で持ち上げられ、その人を崇拝するようになる。一種の宗教と同じ、キリストを崇拝している宗教者と同じだ。

しかしネットが普及したことによって、その特別な存在も化けの皮が剥がれてしまうようになった。
「宇多田ヒカルはどこで生まれてどんな環境で育ってきたの?」「椎名林檎の出身地は、本名は?普段どんな生活を?」「あの歌手には一体どんな秘密が隠されているの?」

わからないから魅力がある。そういうことがすべて公にならなかった時代だからこそ、多くの人が彼女たちに惹かれた。

しかし今となっては本名も出身地も、はたまた出身高校すらもネットで調べれば出てきてしまうような時代だ。歌手がより身近な存在になってしまったから、「特別」だとはあまり感じられなくなってしまった。

そしてそんな情報が多様に溢れかえってしまい、皆が1人の存在に対して気にする、ブームに、流行に乗っかる、ということを行わなくなった。だからもう皆が同じ人のファッションを真似たりするということはない。「私は私の好きな人、好きな音楽を聴く」ということがスタンダードな時代へと移り変わったのだろう。

自分で探して良い歌手と巡りあう時代

安室奈美恵や浜崎あゆみが大ブームになった時代を知る人は、そんな今を少し寂しく感じているかもしれない。「あの頃は~」と懐かしく思い返すこともあるだろう。

だがブームが起こらなくなったからといって、彼女達のような才能ある歌手がいなくなったわけじゃない。情報があまりにも多くなって細かくなってしまった今、自分から待っていても良い歌手に出会えるとは限らない。

「あの頃の歌手は良かった、あの頃の曲は良かった、今は~」と懐古する前に、自分で探すことから始めよう。今の若い世代は流動的じゃなく、能動的に情報を手に入れている。宇多田ヒカルや椎名林檎を越える天才はこの情報社会のどこかに眠っているかもしれない。

情報の山から自分で宝を探し当てる、そんな時代になっているのではないだろうか。

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