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SEAKI NO OWARI「Eye」「Lip」感想、「困ったときだけの私なのね」きゃりーちゃん泣いてる

2019年04月14日
SEAKI NO OWARI「Eye」「Lip」感想、「困ったときだけの私なのね」きゃりーちゃん泣いてる
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大人になったSEKAI NO OWARIがヤバイ

セカオワことSEKAI NO OWARIがTree以来、4年ぶりとなるオリジナルアルバム「Eye」と「Lip」をリリース。

前作Treeを引っさげて行った日産スタジアムで行った「Twilight City」から早4年経ったのかと思うと感慨深い。

Treeはあの時代で累計売上50万枚を越え、日産スタジアムは二日間で14万人を動員。
時代を象徴するバンドとなり、
SEKAI NO OWARIの人気がピークだった頃だ。誰もがセカオワのドラゲナイをしていた頃から4年。

4年という月日は短いようで長い。
人を変えるには十分すぎるほどの時間だ。

この4年で時代も変わり、アーティストもまた様変わりし、
セカオワ以外にも実力のある人気アーティストは沢山出てきた。
サチモス、米津玄師、あいみょん、エとセとラ。

世間からすれば、セカオワって消えたの?なんて声も聞こえてくるんじゃないだろうか?

でも彼らはこの4年の間も、ライブ活動を精力的にし、楽曲のリリースだって止めていない。

この多様性に溢れた時代で、消えた消えてないだのは雑音に過ぎない。

もちろんこの4年でセカオワを取り巻く状況も変わった。セカオワハウスで共同生活をし、仲間同士で何かを創り上げていくことがSEKAI NO OWARIの魅力にもなっていたが、
メンバーのSaori、Nakajin、DJ LOVEが結婚し、独身はFukaseだけという状況になっている。

もちろん生活も変われば、心境も変わるだろう。

ひとりだけ独身ともなれば、寂しい気持ちが生まれるし、葛藤もあるし、それまでのようにはいかない。

まるでQueenのよう。

そんな中、作られたアルバムが「Eye」と「Lip」だ。

2枚同時リリースなんていうと、かつてのL’Arc~en~Cielを思い出す。
彼らも昔、そんなことをしていた時期があった。

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今回のアルバム、言わせれもらえれば最高だ。

セカオワ史上、最高傑作と言ってもいい。

セカオワなんてファンタジー路線の子ども騙しの音楽、そう認識していた人にこそ聴いてほしいものだ。
SEAKI NO OWARIは10代向けであり、10代の子どもたちに受けていたのだが、この4年間で音楽性は倍以上に向上している。

すごい。

やっぱりね、日産スタジアムでライブをするだけのことはあるんだよ。
あれだけのライブセットや、ここまで登りつめてきた力は、音楽にもちゃんと現れる。

音楽だけやってりゃいい、好きな音楽鳴らしてりゃいい、なんてバンドとは一味もふた味も違う。

Foodのように全てを吸収してきた彼らだから成せる業だ。
そもそも最初からSEKAI NO OWARIはそれまでの「バンド」とは違う。彼らはそれぞれが音楽家であり、アーティスト。
バンドという括りで語ることはできない。

バラエティに富んだ楽曲が収録されているこの2枚のアルバムを聴けば誰もが彼らを認めるだろう。

あ、こんなすごい人達だったんだって。

アンダーグラウンドなものが好きな人は「Eye」、
大衆向けは「Lip」だ。

そう意識して作られたわけではないだろうが、どちらも完璧すぎるほどの味。

Fukaseが描く歌詞世界も進化を遂げている。

音楽好きはこぞって「Eye」が好きだと言うだろう。

子どもに真実を叩きつける「LOVE SONG」
この曲にラブソングと名付ける気概。

クラシックを取り入れ、人間の闇を歌う「Blue Flower」なんか、特に音楽好きの玄人に好まれる。

ラップ世代のFukaseが趣味で作ったFoodは今までのセカオワになかった要素だ。

Re:setはインソムニアトレインから披露されていたが、ヘッドフォンで聴けばその味がまた違ってくる。
30代になったからこそ書けた曲なんじゃないだろうか。
人生は、すべてリセットされていく。忘れていく。どれだけ楽しかったことも過去のものになっていく。

まるで 魔女狩りを現代に蘇らせたような Witch

欅坂46の平手友梨奈が演じたことで話題になったスターゲイザー。
インソムニアトレインでのレーザー光線での演出は誰もが度肝を抜いたはず。

こちらのEyeに収録されている楽曲の8割くらいはFukaseが作詞作曲している。

うん、この人、天才だった。

 

一方「Lip」

オザケンが好きな人も好きになるであろう「YOKOHAMA blues」から始まる。
そろそろ横浜市の観光大使にでもなったほうがいいんじゃないか?

 

この曲、まぁ誰もが気になるあの声、誰なの?きゃりーちゃんなの!?多部未華子ちゃんなの!?ヒカキンの声を加工したの!?
はっきりして!

この曲、Fukaseの実体験だというのだから、きゃりーちゃん以外考えられないというファンが続出しているがどうだろう。
益若つばさの可能性だってある。

おいてめえ!クソ男!

「Twilight City」という一大イベントはSEKAI NO OWARIの青春であり、関わった人すべての心に刻まれてるのは言うまでもない。
あれを見た、誰もが、あの時代に、こんなものがこの国で実現できるんだということを実感させてくれた。

あそこにいた、著名人、一般人、誰もがだ。

SEKAI NO OWARIはまだ、あのイベントを越えられるものを作ることができていない。
あれがセカオワの全盛期だとしても、全盛期以上のものを作ることは、可能だ。
それは、先輩アーティストを見ていればわかる。

だからこそ、今「End of the world」名義で、彼らの海外進出が本格始動しようとしている。
この春、「Chameleon」という海外初のアルバムをリリースする。

日本人アーティストがまだ成し得ていない出来事を、彼らならやってくれるんじゃないか?
もしかしたらやってくれるんじゃないだろうか?そういう期待を、あの頃からSEKAI NO OWARIに託してきた。
だからこそ、これからも応援し続けたい。

 

L’Arc~en~CielやX JAPANがマディソン・スクエア・ガーデンでライブを行った。
Mr.Childrenやサザンオールスターズが日本人の誰もが認めるバンドになった。

だったら、SEAKI NO OWARIはもっとその先へ。

SEKAI NO OWARIの夢は、ここで終わるわけがない。
まだ終わらない、

つづく。

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Eye (初回限定盤)(CD+DVD) / SEKAI NO OWARI

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