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【ドラクエ5】フローラとビアンカ、デボラの花嫁論争を現実に置き換える

2018年03月08日
【ドラクエ5】フローラとビアンカの花嫁論争を現実に置き換える
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ドラゴンクエスト5 究極の選択、自分の"嫁"を選ぶ

ドラゴンクエスト5 究極の選択、自分の"嫁"を選ぶ

ゲーム開発者は僕らに何を教えたかったのだろう。子どもながらにやっていたときは気づかなかった。それは子どもだったから当たり前、なんとなくしていたから。でも、誰もがあのとき迷ったはずだ。子どもながらに自分の「嫁」を選ぶという究極の選択肢を迫られる「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」。

そもそも美人な嫁を2人から選べるってところがこれまた凄い。さすが世界を救う主人公。現実では
絶対にありえない選択だが、嫁を選ぶ日はそのうち来る人は来る。

ドラクエ5の場合は、付き合っていない段階で嫁を選ぶことになる。いわば昔の"お見合い"に近い。発売されたのが1992年だから開発者の頭の中にはまだお見合いの価値観があったのかもしれない。堀井雄二さん。なんとなくプレイしていた子ども時代を、大人になったときに思い出せるように仕向けたのか。嫁を選んだとき、ドラクエ5が頭に浮かんだ人はいるだろうか。


ビアンカとフローラ、どちらを選ぶか

ビアンカとフローラ、どちらを選ぶか


ここで一度思い出してみよう。

ドラゴンクエスト5は主人公が幼少の頃から成人し、子どもができるまでという人生を歩む冒険劇、壮大な大河ドラマ仕立てとなっている。

ドラクエ5は嫁選びだけではなく、何の経験もまだない子ども達にあまりにも大きなことを教えてくれていた。学校では決して教えてはくれなかったこと、親すらも教えてくれなかったことを教えてくれていたんだ。それに気づくのは、大人になってからだったというのがまた儚い。子どもはただただ何となく面白くてプレイしていたからだ。

ドラゴンクエスト5

主人公は冒険の途中でサラボナの町に辿り着く。

そこで富豪、ルドマン家に訪れ、"炎のリングと水のリングを取ってこい"というイベントが発生。取ってきた奴にはうちの愛娘(フローラ)と結婚させてやる、とのこと。 二つのリングを見事勝ち取ると、うちのフローラと結婚してくれ!と強制の結婚イベントが発生する。

水のリングを取ってくる途中でビアンカと再会する。
ビアンカとは幼少の頃に一緒に一度だけ冒険した仲である幼馴染。
ビアンカを連れて水のリングを取りに行くことにもなる。

大人になってから出会ったフローラと結婚するか、幼少の頃に別れた幼馴染みのビアンカと結婚するか。これを子どもに選択させるという大人からの課題である。

そうだ、ゲームは僕たちに人生を教えてくれた。
あのときゲームなんてするなと言っていた大人たちは今すぐにでも目の前で謝ってくれ。

フローラはいわばお金持ちのお嬢様タイプ。

フローラはいわばお金持ちのお嬢様タイプ。

世間を知らない。家事くらいは出来るかもしれないが、
いわゆる箱入り娘である。
おしとやかで育ちは良いし、学もある。美人だし、女の子らしさ、か弱さもある。いわゆるタヌキ顔美人。非の打ち所がないように見えるが、社会の闇の部分や汚い部分はまだ知らない。
そういった耐性がない。ただ芯の部分は強い女。

ビアンカはいわゆる下町の娘。

ビアンカはいわゆる下町の娘。

泥臭い場所も受け入れることができるし、そういう環境で育ってきた。
学はあまりないが、根性が座っているし、男勝りな部分もある。喧嘩も強いし、女性としての強さも兼ね備えているため、嫁としては一切の文句はない。ただちょっとガサツなところ、男っ気が強いところが気になるくらいで、可愛らしさもたまに見せるし、スタイルも抜群だし、美人。不満なんてどこにもない。

どちらも完璧すぎるほどの嫁候補。
これが世界を救う男の嫁か。現実ではありえない。

そしてもう一人、DS版だと嫁候補がもう一人追加されている。スーファミ版とPS2版ではビアンカとフローラのみ。DS版ではデボラという女が追加されている。

デボラもルドマン家の娘であり、フローラの姉である。

デボラはいわゆる嫁には絶対に来てほしくない女。プロ彼女候補。

デボラはいわゆる嫁には絶対に来てほしくない女。プロ彼女候補。

デボラを選んだ人は女が見る目がないか、女の趣味が悪い。
ドラクエ5の場合は、主人公であるため冒険の結果は変わりないが、現実でデボラタイプを選んだ場合、大変な目に合うことは必至。金食い虫のわがまま女。
こんな女は一回抱いたらお別れしとけと言わんばかりの女である。
だけどまぁいいところもある。
度胸もあるし、わがままと言っても優しさもある、強さもあるし、スタイル抜群、いわゆるキツネ顔美人。お金持ちの娘というメリットもある。お金持ちの娘はグレる場合が多いんだ、察してやってほしい。

というわけでこの美人3人が、ドラクエ5の主人公の前に現れる。このモテ男め。

さて、あなたは誰を選んだだろうか?

結論 誰を選んだとしても、あなたの大事な嫁です

 

ドラゴンクエスト5


物語を進めていけば、9割はビアンカに流される。

なぜなら子どもの頃から一緒に旅をしたという経験があり、ビアンカに"情"が湧くからだ。

突然現れたフローラや更に最後にいきなり現れるデボラを選ぶ思考はおかしい、と思われる

このドラクエ5花嫁論争は、もはや何十年もネット上で行われてきた
定番中の定番ネタ。もう飽きた人もいるが、大人になった今、もう一度思い出してほしい。

自分の嫁選びに、間違いはなかっただろうか?
今離婚したくてたまらない、もしくは離婚してしまった、もしくは不倫している人はいるだろうか?
またはこれから結婚しようと思っている彼女をお持ちの方、

あの頃、薄汚い心を持っていなかったあの純粋な少年だった頃、
あなたは誰を花嫁に選んだだろうか?
何の邪心もなく選んだその嫁こそ、あなたの根底にある望んでいる花嫁なんじゃないだろうか?

今一緒にいる人は、あのとき選んだ花嫁と同じだろうか?それとも違うだろうか?

ここで現実に置き換えて、ドラクエ5の花嫁選びを見てみよう。

幼少の頃に冒険した?幼少の頃の、つまり小学校時代によく遊んでいた幼馴染と大人になってから再会し、恋に落ちて結婚する。

なんてサクセスストーリーだろう。漫画化、映画化してもいい。
そんな経験が起こる人はまずいない時点でこれは空想。

でも実際に起きてしまった場合、どうか。
小学校時代に遊んでいた幼馴染を、大人になってからも好きになれるだろうか?
現実社会に置き換えてみると、かなり難しい。
そもそも幼少の記憶なんてそこまで重要ではない。思春期であればまだ心に来るものがあるかもしれない。高校の頃のあの人と同窓会で再会して、付き合った、なんて話はよくある。

そう見れば、ビアンカを選ぶのもわかるだろう。

フローラの場合。大人になってから出会った。何ら普通のこと。
お金持ちのお嬢様が目の前に現れた。しかも美人。
どう見たって心は揺らぐだろう。確かにそこにビアンカが同時期に現れてしまったら同情心が湧くのが人間というものだ。でも、自分の幸せ、自分の未来を考えるのも人間。だからフローラを選ぶということも、ひとつの価値観として何ら不思議ではない。

しかもフローラを選ぶと、その後の冒険でお父さんが貢ぎ物が送られてくるんだ。
ビアンカの場合はそれがない。

自分の周りの環境までも変えてしまうのがフローラの力。
まぁつまり、地元の高校の同級生と結婚するか、テレ朝の女子アナと結婚するか、
くらい違いがある。

ほらほら、テレ朝の女子アナと置き換えてみれば心が揺らいでくるだろう。

デボラは銀座の高級キャバクラのNO.1だよ。
それもまた欲をくすぐってくる。

こう見るとビアンカを選ぶ人は、そこまで高望みしない人。欲深くない人。
平穏を望んでいる人。安定を望んでいる人だ。安定志向の人。
同情心が強く、自己犠牲ができる人。優しい人でもある。

フローラを選ぶ人は、欲が高い。向上心のある、理性的な人だ。
自分を高く見せたい、自己愛が強い人。何らかの成功を収めたい、もしくは収めた人。
何かを成し遂げたい人。安定よりも、日常に変化を求めている、上昇志向の人。

デボラを選ぶ人は、感性豊かで感情優先の人である。女を容姿と金、外見で選ぶ人か、
それともただのドM。もしは自分をわざと逆境に立たせたいという欲のある人。
そして刺激がとにかく欲しい人、非日常を求めている人である。
毎日に刺激を求めている人だ。

こう見るとどの嫁を選ぶかで、その人の人間性まで分かるように出来ているんじゃないだろうか?
ドラゴンクエスト5が僕らに与えてくれたものは、あまりにも大きい。
それはあの頃にはわからなかったかもしれないが、今思い出してみればもの凄く価値のあったものなんだ。

今の自分と、当時の花嫁を選んだ自分を重ねてみて、見てみてほしい。

「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」

久しぶりにプレイしてみない?

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ドラゴンクエストV 天空の花嫁

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