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DAOKO(だをこ)を見てるとエロって大切な表現方法だなって思います

2017年12月13日
DAOKO(だをこ)

DAOKOの魅力

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人間の三大欲求って知ってますか?食欲、睡眠欲、そして性欲。これらの欲求がこの世界を動かし、人間社会を作り上げている。どんなに法律で規制しようがこの欲求からは逃れられませんし、人の根底にある本能的な動物的衝動は抑えられない。理性と法律があるから抑えられているものであるが故にまた破りたくもあるし、その世界を除いてみたくもなる。それは表現者も同じでありその欲求には逆らうことはできない。

最近はこの三大欲求に承認欲求なるものが追加され、SNSでは日々承認欲求を満たしたい人達が「映える」ことを競い合っています。一つの欲求が満たされれば、また次の欲求が生まれてくる。人間って愚かですよね。欲求があるからこそ幸せや争いは生まれ、欲求がなければ社会自体が成り立たない。

そんな人間の中にある欲求の中でも、社会的に隠したい、大っぴらにしたくないのが性欲です。食欲や睡眠欲はオープンなのに、なんで日本人って性に対しては閉鎖的なんでしょう。
日本人って世界的に見てもセックスしないっていうじゃないですか。セックスレス夫婦が満載だっていうじゃないですか。セックスやエロ=恥ずかしいことだっていう概念が日本人の根底にあるからかもしれないですし、日本人の背徳精神がそれを作っているのかもしれません。

でもその割にエロいコンテンツ作りは世界一なんです。誇らしきジャパニーズカルチャー。

本当はあの子もあの子も頭の中はエッチなことでぐーるぐる。特に10代なんて8割エロのこと、残りの2割は明日のテストのこととLINEのグループ争いのこと。

大人しくて頭が良さげな子ほど頭の中はそうなっちゃうんです。でも頭が良いからこそいろんなことを考えてしまい、日本人の血に流れている美徳みたいなものが、恥ずかしいという感情を生み、エロいこと考えてますっていうことは表には中々出せない。

でもその恥ずかしさの美徳みたいなものって、見てるほうの心の奥に眠っているイヤらしい何かをくすぶってくれる。

引きこもりで大人しい少女が、自分の中にある抑えられない欲求を、表現という力を使い世界に発信した。パリピうぇーい!みたいな女がやるんではなく、彼女がやることにこそ魅力があるわけです。
ちょっとエロいことをやりつつも、彼女が元々持っている彼女の内気な性格、恥ずかしさや後ろめたさがあるからこそそこに見てはいけないものを見ているような背徳感を味わえる。

それがDAOKOの魅力なんじゃないだろうか。

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表現としてのエロ

例えばエロ漫画は下品、官能小説はアート、エロ動画は汚い、映画の中のエロシーンは美しい。根本的にやっていることは大差なくないですか、やってること自体はね。

イケメンがエロいことを言う、セクハラだけど許せる。
ブサメンがエロいことを言う、セクハラだ訴えてやる。
やってることは同じなんですよ、やってること自体はね。

そこにフィルターをかけてあげてください。生理的嫌悪感を抱かない「表現」や「綺麗」というフィルターをかけてあげることによって、エロいことはいくらでも生まれ変わるんです。

女だってえっちぃ動画いっつも見てます。あの子もその子もいつも1人エッチだってしてます。でもそれを公にすることは禁句であり、女としての美徳が許しません。女の子はムードを好むんだよ?エッチなことしたいならちゃんとムード作ってよね。下ネタ連発の発情しただけの頭のない獣は嫌われるんだよ。

そういった人間の最大の欲求を逆手にとって表現者として大衆から認められるって凄いですよね。商売上手で羨ましいと思いませんか。

例えば椎名林檎さんもエロって要素がなければここまで支持されなかったわけです。彼女は作曲家作詞家、歌い手としての才能も持ちながらも、そこに官能小説的なエロさ、昭和風なポルノ要素も加わることによって、この人すげえ!ってなったわけですよね。そこに色んなフィルターをかけてあげているから、椎名林檎のエロさってとてもカッコいいんです。同性にまでエロカッコよさを認めさせている彼女の表現者としての力。もしも椎名林檎からほとんどのフィルター剥がしたら、場末のスナックのママです。エロさを全面に出すんではなく、隠すことによって「これってエロくない?…」と見てる側に無意識に感じさせてしまう。表に出しすぎているエロはただの下品であり、女性からは好かれない。

ぶっちゃけて言えばエロって世界一儲かるコンテンツなんですね。
極論エロがお金の流れを作り、エロが少子化も救うわけです。

10代にはまだわかんないかもしれないけども、女として生まれたからにはエロいことを武器にしないことはもったいないんです。


DAOKOのエロは恥じらい

ほとんどの女子高生がLINEで男子の話に夢中になってる中、DAOKOってとんでもなくマセてますし、彼女の頭の中はどうなってるのかなって気になりますよね。若い頃の椎名林檎さんに似てます。

彼女が女子高生のときに作った楽曲が「かけてあげる」

これも見る人によってはエロチックな要素があると捉えることができるじゃないですか。ちょっとエッチなウィスパーヴォイスがそそりましたって人も多いでしょう。これは当たり前のごとく本人が作ったわけであるため、狙ってやったわけです。1人の女子高生がこれを作って世に発表するってとんでもない才能じゃないですか。

DAOKOちゃんの表現というフィルターを全部剥ぎ取って見てみたときに
それをハッキリ言えば、

「私のエッチなとこ見て」

なんです。

女性って基本的に「見られたい」って知ってますか。女の子って基本的にマゾヒストなんですね。だからグラビアアイドルもAV女優もなくならないし成り立ってるんです。

だからと言って水着になりゃいいってことじゃないです。
そこに表現としての力が加わればDAOKOのようになれる。
アートとエロって紙一重なんです。

DAOKOは水着になってるわけじゃないし、エッチなことしてるわけでもないけど、エロスを感じてしまいますよね。そこに彼女の最大の魅力がある。

大人しい子がエッチなところを見られて恥ずかしがってるのって最高にそそりませんか?
男性ならそういうところが一番好きですよね。
見てはいけないものを見ているという背徳感を味わえること、男性の本能的な部分をくすぐられるわけです。女性だってイケメン君が恥ずかしがっているのを見ると最高に悶えますよね。あんなイケメンなのに恥ずかしがってるギャップが堪らないって母性本能くすぐられますよね。

見てはいけないようなものを見ているような感覚、そうこれです。
これがDAOKOの表現の中にはあるんです。

どこかバットを思いっきり振り切っていないような、それじゃ絶対ホームラン打てないんだけど、その打ち方がそそるんです。恥ずかしさがまだ内に残っているような部分がDAOKOにはあるんですね。それが彼女の魅力なんじゃないでしょうか。

これは現代の女性にも見習ってほしいところ、和の精神「恥じらい」。
特にインスタ映えばかりを狙っていたり、自撮りばかり上げているような女の子にはもっと理解してほしくないですか。

「見て見て~!私を見て~!!」

いや、そうじゃない。承認欲求というボールを全力ストレートで投げるのもいいけど、それだけじゃ自分の魅力を最大限に惹きだせていない。
DAOKOみたいに自分プロデュースがもっと上手くならなきゃ。
「ご自由にご覧ください」よりも、「見ちゃダメ」、のほうが見たくなるでしょ。

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DAOKOの受け皿の広さ

一昔前のアーティストってコラボレーションとか嫌う傾向、というよりかはやらない傾向があったように見えました。

俺らは俺ら、誰とも交じり合うことはない。自分は自分、私は私、誰かと一緒にやることで自分の価値が落ちる、見えない戦い、尖りみたいなものが若い頃ってあると思うんですが、今のアーティストって受け入れ態勢抜群なんですね。面白ければやってみようかな!っていう風潮出来上がってますね。もしかしたらSNSですぐに繋がれるからかもしれません。ゆとり世代なめてると足元すくわれてしまいますよ。

DAOKOもすでに米津玄師、岡本靖幸らとコラボしています。最近はあのBECKまでも!一体彼女はどこまで行く気なんでしょうか?米津玄師も菅田将暉や池田エライザとコラボしたり、やりたいことはやってやろうかみたいなスタンスになりつつありますね。

DAOKOは岡本靖幸とのコラボのほうが彼女の魅力を惹きだせている。

今の若い世代からしたら岡本靖幸って誰?このオジサンなんでこんな動きキレッキレなの!?って不思議に思った人が多いでしょう。オザケンって何が凄いの?って言ってるのと同じです。

岡本ちゃん、彼もその昔カリスマ的な扱いを受けていたアーティストであり、今でもそのときの評価が続いてるため凄い人だと認知されています。動きだけ見てもただのオジサンじゃないことは明白。

この人もエロスを売りにしていた人であり、オジサンになった今でもただならぬ色気を感じてしまう。彼の場合は、DAOKOのような恥ずかしさの混じったエロさではなくて、もっとオープンな、見る人から見れば奇行か!?ってくらいの開けた性への表現力を持っている。アルバム「家庭教師」は名だたるアーティスト達が認めた邦楽史に残る名盤です。ぜひ一度視聴あれ。

一歩間違えればただの変態さんなんだけど、性をアートとして表現した彼の才能、そこが凄いわけです。同じエロでも表現の仕方によってこんなにも認められ方が違うんです。

だからこそDAOKOとの相性も良かったわけですね。
彼女の色気を物凄く惹きたてている。
DAOKOの好奇心と欲求が成したものです。才能のある人って羨ましいですね。大人しい子って内に秘めてる欲求は誰よりも強かったりするんです。そこが狙い目、でも大人達には騙されないで。

というわけで、DAOKOの魅力ってこういったところにあるんじゃないかと思いませんか。

この先、彼女の中に秘めた欲求がどんな形で爆発していくのか楽しみですね。


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