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サカナクション 「多分、風。」「新宝島」収録のアルバムはまだか

2016年11月15日

サカナクション

サカナクションが新シングル「多分、風」をリリース。この楽曲は資生堂アネッサのCMソングとしても話題となっていた楽曲である。本当ならばCMが流れていた時期、つまり2016年夏にリリースの予定だったが完成が遅れたため秋にリリースに変更になった楽曲だ。サカナクションは1曲を完成させるのに妥協はしない。完璧な楽曲になるまでとことん追求し、練りに練ってそして洗練された楽曲を提示してくれる。フロントマンの山口一郎が中心となり、バンドメンバーとともに製作している。時には山口自自身の自宅にメンバーとともに籠り曲作りに励んだりと、音楽と向き合う姿はまさに「アーティスト」である。そうした音楽に対する情熱があるからこそサカナクションの普遍的な音楽は誕生している。今回の「多分、風」からもそれを感じられる。今だけじゃない、いつどんな時代に聴いてもこの楽曲は誰かしらの心に風を吹き込むだろう。

色褪せることのない音楽がサカナクションの実態だ。

そんなわけで「多分、風」や大ヒットした楽曲「新宝島」などが収録されるであろうサカナクションの何年ぶりかのオリジナルアルバムはまだか。

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テーマは「東京」 サカナクション新アルバム

かなり前からテーマは山口一郎自身が公言している。それが「東京」ということ。サカナクションのメンバーは北海道を拠点として活動をし、上京した仲である。そんな故郷への想い、故郷から東京へ出てきて東京での暮らしの中で感じてきたなにか。
故郷を懐かしく想う心情。東京とひとつ言ってみても東京という街や概念にイメージを起こさせるものは人それぞれだ。サカナクションにとって東京は故郷を離れて来た街。東京そのものではなく、東京から見た「故郷」をテーマにするんじゃないだろうか。

その懐かしさは「多分、風。」からも感じることができる。80年代~90年代初期ののテクノサウンドと歌謡曲を混合させて作り出したこの楽曲からはまさにサカナクションってやっぱこうじゃないとね!と言いたくなるサカナクションらしさがあり、そしてそこに懐かしさ、哀愁や郷愁といったものも受け取ることができる。「誰もが忘れる畦道を」という歌詞もあるように、なぜか10代の頃に通っていたあの道をあの景色を思い起こさせるような曲になっている。

「多分、風。」や「新宝島」は開けた楽曲だ。歌詞のテーマや楽曲性が開けている。それ以前にリリースしていた「ユリイカ」や「さよならはエモーション」などはとても内向的で内側に深く深く潜っていくような曲となっていた。だから「ユリイカ」「さよならはエモーション」といった曲は大衆受けすることはあまりなかったが、「新宝島」「多分、風。」と見せてくれた景色は広く開かれた世界。誰もが何かしらの景色をそこに浮かべることのできる作品になっている。

この2つの魅力がサカナクションの良さである。内向的な部分を提示しごく少数の限定的なわかる人にしかわからない良さ、そして開かれた外向的な大衆を魅了するポップスを作ることもできる、だけどそのポップスの中にも内向的な要素も含まれている良さ。サカナクションがほかのバンドとはどこか違う特別な空気を放っているのはそこにある。

多分、風。(完全生産限定盤[CD+Blu-ray]) / サカナクション


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