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欅坂46のサイレントマジョリティーがトランプ大統領誕生を予言してた?

2016年11月10日

欅坂46

ドナルド・トランプ大統領爆誕。世界中がアメリカ大統領選にてトランプ氏が勝利したことで沸いている現在、なぜ彼がヒラリー・クリントン氏に勝利できたのかで議論が巻き起こっている。その問いの答えのひとつとして「サイレントマジョリティーの支持を得たから」というものがある。

「サイレントマジョリティー」、いわば「静かなる多数派」。トランプ大統領は声を上げない、だが不満を抱えている一般市民を、大衆を味方に付けたことによって勝利した。逆にヒラリー氏は上流階級の裕福な層にしか支持されなかったのである。

選挙に行ったことのない人達、または自分たちの意見すら届けることができない人達。例えばそれは最果ての地に住んでいるような貧困層でもある。「サイレントマジョリティー」は言い換えれば「貧乏な白人」と言われている。黒人やアジア人、ヒスパニック系の人が自分たちの権利を主張する裏で、何も言えない貧乏な白人が裏側にどれだけの数いたかということになる。白人だからこそそれを言うことができない。どんなに貧困だからと言っても、白人だからこそあえて言うことができない。白人が言うことによって差別になるからだ。だけど自分たちも大きな不満がある。それが「隠れトランプ」と言われていた層だ。

問題を抱えていてもその問題を声を大にして訴えることができない、貧困を抱えているアメリカ人達がトランプ氏を支持した。表に見えていなかった、あらゆるメディアも見抜くことができなかった「静かなる多数派」がいたことによりトランプ大統領は誕生したのである。

声を出すこともできない、そんな不平不満を募らせたアメリカ人がそれほどまでにいたということが今回表沙汰になってしまった。政治に不満を持ち、内に怒りを秘めて外には伝えることができない層が大多数いた。上流階級層とそうじゃない層で真っ二つにアメリカは分断されたと言われている。そうじゃない層がいわゆる「サイレントマジョリティー」だ。

とまあ、そんなわけで欅坂46の「サイレントマジョリティー」に繋がる。

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欅坂46「サイレントマジョリティー」

人が溢れた交差点をどこへ行く 
似たような服を着て 似たような表情で 
群れの中に紛れるように 歩いてる 
誰かと違うことに なにを躊躇うのだろう 

先行く人が振り返り 列を乱すなと 
ルールを説くけど その目は死んでいる 

君は君らしく 生きていく自由があるんだ 
大人たちに支配されるな 
初めからそう諦めてしまったら 
僕らは何のために生まれたのか 

夢を見ることは時には孤独にもなるよ 
誰もいない道を進むんだ 
この世界は群れていても始まらない 
YESでいいのか 
サイレントマジョリティー 

どこかの国の大統領が言っていた 
声をあげない者たちは賛成していると 
選べることが大事なんだ 人に任せるな 
行動をしなければ NOと伝わらない 

君は君らしく やりたいことをやるだけさ 
One of themに成り下がるな 
ここにいる人の数だけ道はある 
自分の夢のほうに歩けばいい 

見栄やプライドの鎖に繋がれたような 
詰まらない大人は置いて行け 
さあ未来は君たちのためにある 
NOと言いなよ 
サイレントマジョリティー 

誰かの後を付いて行けば 
傷つかないけど 
その群れが総意だと 
ひとまとめにされる 

君は君らしく 生きていく自由があるんだ 
大人たちに支配されるな 
初めからそう諦めてしまったら 
僕らは何のために生まれたのか 

夢を見ることは時には孤独にもなるよ 
誰もいない道を進むんだ 
この世界は群れていても始まらない 
YESでいいのか? 
サイレントマジョリティー
 

まさに今回のアメリカ大統領選を予言したかのような曲に今となっては聴こえる。大統領選は1年半前から始まっていたため、予想できたといえばできたことなのだがトランプ大統領が誕生することまでは想定外だろう。

作詞したのはもちろん秋元康。今の時代背景や世相を歌詞にしたことによってこの楽曲は話題になり、欅坂46の1stシングルながらも大ヒットした。

実際にトランプ氏が口にしていたことを歌詞にしたような形になっているが、彼が大統領になったからこそこの歌詞に説得力が増す。

「サイレントマジョリティー」という言葉自体、トランプ大統領が度々口にしていた言葉であり、もとを辿れば1968年の大統領選でニクソン大統領が「私はサイレント・マジョリティーの味方だ」と言い放った言葉である。それをトランプ氏が再び使いだしたのが始まりだ。声を上げない、意見を言えない、言っても届かない多数派を味方につけた、そんな多数派の意見を上手く汲み取りトランプ大統領が誕生した。

欅坂46の「サイレントマジョリティー」も同じである。なぜ声を上げないのか?人と同じでいいのか?そこに疑問を抱えているはずなのに、なぜNOとは言わないのか?そんな人達が身を潜めて不満を抱いて暮らしている。それを歌にした曲だ。

トランプの言う「サイレントマジョリティー」。欅坂の歌う「サイレントマジョリティー」。なぜ人々を惹きつけているのかと言えば、そこには自分達の不平不満、不安を代弁してくれている、そして現状維持が何よりも良いと思う人達へのカウンターであるからだ。つまりこれはロックである。今までの世論や社会や政治や文化へのカウンターである。これをロックと呼ばずに何をロックと言うのか。ロックであるからこそ人はそれにすがり、もしかしたら何か凄いことをやってくれるんじゃないか?と期待する。

アメリカだけじゃなく日本でも言えることである。不平不満をもって生活している静かなる多数派、彼らの代弁者となってアイドルである欅坂46が歌う。

アイドルは時代の鏡でもある。なんでこんな曲をアイドルが?ではなく、アイドルだからこそ今といいう時代にこの歌を歌う。この歌はみんな同じ衣装を着て、同じ踊りをする、そして自分達の意見を通せない、所詮は大人の言いなりだと思われている、そういうイメージがある「アイドル」の欅坂46が歌うことで意味を成す。この楽曲を2016年という時代を映す楽曲のひとつにしたい。

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