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the equal lights(イコールライツ)は良いバンド

2016年07月15日

the equal lights

the equal lights(イコールライツ)。新人バンドである。

2010年4月に地元大阪の高校にて活動を開始。大阪の寝屋川を中心に活動する平均年齢21歳の4ピースバンド。「RO69JACK13/14」の入賞アーティストとして選出。メンバーは、ボーカル&ギター:三嶋哲生 ベース:空久保公平 ドラム:渡部宏崇 ギター:堀田陽介

がイコールライツ。

そして良いバンドである。当たり障りのない毒っ気も辛味も甘味もない、味の薄いスープみたいなバンド。でもすんなりと耳に入ってきてまるで風でも吹き抜けていくかのよう。また明日も昨日と同じ朝食を食べる君ならこのバンドを明日も聴ける。

どこかで見たことのある

これどこかで見たことがある。これ前も見たような、覚えているような、どこかで一度経験したようなデジャブ。どこかで見たことのあるような景色、風景。地に足がついてないようなぼんやりしてる雰囲気を持ってる。

それがthe equal lights。

見たことある。確かに見たことある。この髪型、このMV、この歌声、メロディー、歌詞、どこかで見たことあるような、でも全く同じじゃない。

この目を隠した長い前髪、とボブカットで細い体型、白い肌に白いシャツ、どこから出てるのその歌声、大好物だろう。どこかでこんな人見たことある。

「今日」とか「昨日」とか、「地図」とか「キズ」とか、「未来」とか「方程式」とか、そんな言葉が歌詞に出てくる、これも大好きだろう。こんな歌詞もどこかで見たことがある。

どこかで見たことある、けど全く同じじゃない。

量産型バンド?

こういうのは量産型バンドって呼ばれがちだがthe equal lightsはそれとは少し違う。量産型と言えば量産型だが、量産型の質が高い。量産型は量産型の元となったものより後から出てきただけであって、元の原型よりも劣っているか、同じくらいか、それとも超えているかの違いだ。後に生まれてきた人は先人がみんな先にやってしまった。だから量産型と呼ばれるのは酷。後から生まれた人にとってはすでに土台があって、それを基準に作ったら似てるだの同じだのパクリだのって酷だ。

the equal lightsは「また同じようなバンドか」って言われるかもしれないが、この1曲だけで判断するに新人ながらも原型と同じところまで達しているか、超えている。超えているのは単純に楽曲の良さだ。髪型とか容姿じゃない。

量産型の元となった原型は、みんなが今までどこかで見てきたけど、どれかははっきりとは言えないし、でも見たことがあるとは言える、ようなものだ。今まで聴いてきた色んなバンドや色んな曲が組み合わさって原型がある。それらに似てるから後出しは量産型と呼ばれる。飽き性な君たちは違う人が作ったカレーでも毎日は食べられない。

いや食べられる。このバンドの良さは味っ気がないところだ。逆にそこが良い。透き通る歌声、メロディー、アクが強くないし尖っていないから昨日も聴いたし、明日も聴ける。

例えるなら朝食、昨日食べた朝食の味なんてはっきりと覚えちゃいないけど、毎日のように同じような朝食を食べ続けてる。毎日食べられるからそりゃ良いものだ。悪く言えば印象が薄いから記憶に残りづらい。メンバーの顔もよく見えなくてぼやけてるのが良い証拠だ。そこを売りにしてるってことだ。

the equal lightsは良いバンド。どこかで見たことがあるような、でも好きになれる。


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