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バンドをするならLILI LIMIT(リリリミット)みたいになりたい

2016年07月08日

LILI LIMIT

もしバンドを始めて活動するならどんなバンドとしてやっていきたいだろう。いやバンドマンってのは色々いて卑しい理由で始める人も多い。そんな人じゃなく、心底音楽が好きで音楽をやりたいって人がバンド形態で音楽を始めるとき、どんなバンドとしてやっていきたいだろう。やっぱりそうなれば音楽として評価されたい、自分が作った音楽で人を魅了したいって応えが返ってくるに違いない。人によってはチヤホヤされたい、モテたい、自分の存在を認めてもらいたい、売れて何万人の前でライブしたい、なんて理由もある。それもいいだろう。でもその前に音楽で評価されたい人はこんなバンドを見習うべきだ。

それがLILI LIMIT(リリリミット)。

芸術で人の心を掴む

LILI LIMIT(リリリミット)は2012年に活動を始めた5人組バンド、音楽ユニット、音楽集団である。 メンバーはボーカル牧野 純平、ギター土器 大洋、ベース黒瀬 莉世、キーボード志水 美日、ドラムのマルヤ セイジ。の5人。

活動を始めるや否やあちらこちらで音楽性の高さが評価され注目を浴びることになったバンドである。最初から注目を浴びて今後のプレッシャーにもなっただろう。だが注目を浴びただけの理由がある。5人組という点、男3人女2人編成、音楽性を重視している、というところからサカナクションに似てると言われることも多い。

サカナクションに似てるって言われるだけでも褒め言葉として受け取れる。サカナクションは日本では類を見ない実力派バンドであるし、知名度も高く、音楽性も高く、欠点がないようなバンドだ。大衆からも受け入れられ、音楽好きからも受け入れられている両方向性を持ったバンドがサカナクションである。そこに似てると言われていることはこのバンドは彼らのようになれる要素を持っているということ。

LILI LIMITにロックバンドという言葉は似合わない、多彩なジャンルを埋め込んだ楽曲はロックバンドというよりかは音楽家。マイノリティに行きすぎずに、大衆を魅了するようなマジョリティ的な楽曲作りをできる。リリリミットはこの先、サカナクションになれるのか。それとも全く別の新しい形のバンドになっていくのか。

LILI LIMITは海外のアーティストに影響を受けて、洋楽に影響を受けて、それが音楽性にも現れている。日本でいう大衆寄りの音楽よりもマイナーな方向性を持っている。そういうバンドは初期の頃は影響されたものが色濃く出るが、活動していくに連れて自分たちの音楽性も確立していき、更に大衆性をも身につけていくことができる。初期の頃が良いと思えるバンドは大衆性がまだないからだ。しかしLILI LIMITはこの先、いわゆる"J-POPシーン"にも大きくその存在を打ち出せるポテンシャルがある。楽曲ごとに次から次へと姿を変えていくだろう。変わっていくだろう。しかしそこに一貫してあるのが、音楽性の高さになる。それを維持できるバンドではないだろうか。

ビジュアルで勝負しない

音楽性が高く評価されるバンドはビジュアル面が悪くても、そこを売りにしなくても人気を得ることができる。LILI LIMITはビジュアルで勝負はしない。メンバー本人達のキャラクター性やポップアイコン性、アイドル性を売りには出さない。女メンバーが2人もいれば女メンバーを前面に出して人気を得ることも考えるだろう。女メンバーの容姿やファッション性、歌声、女メンバーをMVで飾り立てる、そういったことをして人気を得ていくこともできるが、そこはしないバンドじゃないだろうか。それを一度でもしてしまった途端にバンドとしての他人からの目線は変わってしまう。アーティストとしての評価の分かれ目はたった一度の行いにある。

だから音楽を評価されたくて、音楽を作って売りたい、そういうバンドをしたいと思ってる人はLILI LIMITみたいなバンドになるべきだ。メンバーのアイドル性を売りに出すと、どれだけ曲を濃密に作ろうが丁寧に作ろうが、そこを評価されなくなり辛い想いをすることがある。

だが逆に音楽だけで勝負することほど難しいこともない。LILI LIMITのようになることが数万分の1の確率くらいだとしたら?他の部分を売りだしたほうが人気も出ていく確率も上がるだろうし、人気が出ればできることも増えて楽しく音楽活動ができるだろう。音楽だけで勝負して評価されたい、幻想夢想の考え方だろうか。LILI LIMITの下には星の数ほどの屍がいるのかもしれない。そんな屍を越えてその上にいるバンドであるから、LILI LIMITにはこの先も楽曲をしっかりと評価されアーティストとしても評価され、J-POPとしてオリコンチャートにも入れて大衆を魅了するようなバンドにもなってもらいたい。彼らの名前が誰の耳にも響く日はそう遠くない。

#apieceofcake / LILI LIMIT


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