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SANABAGUN. かつての若者の街 渋谷から生まれた猛獣達

2016年06月29日

SANABAGUN.

彼らは男8人組のバンドである。ヒップホップ、ジャズ、ファンク、ソウル、ブラックミュージックを取り入れたサウンドをバチバチに奏でている。その名も「SANABAGUN.(サナバガン)」。ご覧の通り、今の流行りバンドとは一見にして風貌や雰囲気が違う。今の流行りのバンドってのはもっと細身でナヨナヨした顔してて、ふわふわした歌声をしてて、スポーツとかできなそうな風貌と雰囲気をしてる。でもこのSANABAGUN.のみなさん、街で遭遇したら決して目線を合わせちゃいけないようなマフィア風、ヤクザ風、ヤンキー風、不良系、体育会系、のような風貌。今の流行りバンド人間とは全くもって反対側にいる人達である。8人集まっているとまるでヤクザ映画に出てきそう、怖い。

2013年結成。メンバーはボーカルの高岩遼、MCの岩間俊樹、ベースの小杉隼太、ギターの隅垣元佐、ドラムの澤村一平、サックスの谷本大河、キーボードの櫻打泰平、トランペットの高橋紘一の8人。

サチモスが知名度を上げたように、現在こういった男らしい男達が集まったバンドが注目を浴び始めている。ブラックミュージックやジャズやファンクを元としてジャパニーズポップに昇華させた楽曲が受けている。

そんでもって驚くなかれ、このSANABAGUN.(サナバガン)のメンバー達は全員が平成生まれである。こんな怖い平成生まれいたんだ。平成生まれ、ゆとり世代なんて言えばヒョロヒョロした体型で、弱々しい覇気のない奴ばかりかと思ってた。そんな上の世代のゆとり世代に対する偏見を覆してくれるだろう。

SANABAGUN.(サナバガン)、ぶちかましてくれ。

過去の街、「渋谷」から生まれた

SANABAGUN.(サナバガン)は渋谷でストリートライブをして知名度を上げてきた音楽集団である。Youtube全盛期にゆとり世代がストリートライブを中心としているところも異端だ。そして渋谷。下北沢じゃなくて、あの渋谷だ。渋谷にどんなイメージがある?若者の街?人が多い?スクランブル交差点?。最近渋谷に行ったのはいつだろうか?最近じゃハロウィンくらいでしか盛り上がりを見せない渋谷、かつての勢いはないに等しい。

女子高生がこの国のカルチャーの中心だった時代がある。女子高生達を中心としたカルチャーで、この国の最先端であった街が渋谷だ。渋谷に行けば何かが変わる、渋谷に行けば自分を変えられる。そう夢を見た女子高生はとりあえず109へ走った。そして彼女らがカルチャーの中心に君臨していた。ものすごい勢いと熱で作り上げられた街だったが、その面影はどこへやら。渋谷はすでに若者の中心地ではない。今やまだ原宿のほうが新しいカルチャーを発信する若者が集まっている。かつて若者の中心地だった、いや日本の中心地だった渋谷は今やただの外国人観光客専用の街と化してしまった。カメラ掲げてる外国人多すぎ問題。外国人が多かったことは彼らにとって逆に良かったのか、ジャズ要素を持ったSANABAGUN.は渋谷の外国人達に受けた。そんな渋谷で戦ってきたバンドがSANABAGUN.。

かつての中心地、渋谷から生まれたのが全員が平成生まれの音楽集団、SANABAGUN.だ。

ナニこの集団?怖っ!平成生まれのゆとり世代なんてもう言えない。ガン飛ばさないでもらえますか・・・?いや、でも歌ってることはママについてだ。水着のお姉ちゃんもよく見りゃ"お母さん"!?こんなスタイル良いお母さんいない。ボーカルも包容力がありそうだし、すでにお父さんの風格が出てる。実はこの人達、優しいのかもしれない。

いや、ものすごくカッコいい。かつてあれだけの勢いがあった渋谷から生まれたバンド、日本のバンドとしては異端児である。だからこんなことになっているのかもしれない。渋谷渋谷言っているが、渋谷から生まれたと言っても、渋谷系とかでもなんでもなく音楽性は洋楽からの影響が強い。ブラックミュージックやジャズ、ソウルを根底にしている。ボーカル高岩の歌声も良い意味で日本人っぽくない、ソウルフルな歌声だ。

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日本の音楽なんてクソ

音大出身のメンバーが多く配属しているにも関わらず、全員が体育会系出身というわけのわからないメンバー達である。音大と体育会系がどこでどう繋がるのか奇跡的なバンドだ。

若者の車離れ、飲酒離れ、恋愛に興味なし、出世意欲なし、安定した暮らしができればいい。なんて若者の~離れが嘆かれているが、このバンドのメンバーはそんなことは微塵も思っちゃいないような男達である。「高級車に乗る」ことが目標だったそうだ。とにかく金、金、金、何をするにも金が必要、そして成り上がることを目標に、渋谷を中心としてストリートライブを繰り広げた。今の若者を主観とイメージだけで"一括り"にしているおじさんおばさん達よ、こういう奴らもいるんだぜ。ザ・体育会系の兄ちゃん達が音楽やったらこうなりました。

SANABAGUN.のメンバーはいっつも中指立てながら写っている。そんな中指立てるポージングは心の表れである。こんなクソみたいな世の中に俺らが何かをぶちかましてやるよ、という熱意に満ちたバンドである。日本の音楽に何かしらの不平不満を持っている彼ら、日本の音楽なんてファックだねという反骨精神。そんな姿勢で自分達の信念を貫き通す。マジかっけえ。

8人のゆとり世代が何かを変える

上の世代からゆとりゆとりと小馬鹿にされている今の若者のイメージを一新するかもしれない、いやしているSNABAGUN.。ゆとり世代だけじゃなく、日本の音楽市場をも変えてくれるのか。まだまだ自信に溢れている若き8人だ、それが過信だとしても何かやってくれるんじゃないか?みたいな匂いがぷんぷんしてる。

近づくと危険、触れたらヤケドする、でもそんな危なっかしさに惚れてしまう。このバンドにはモテて欲しいし、人気が出てほしいぞ。いやもう出てるか。もしかしたらこの音楽集団が大衆をも魅了する日も近いのかもしれない。SANABAGUN.のギラギラした銃口は今まさに狙いを定めて着火間近だ。

デンジャー / SANABAGUN.


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