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ORANGE RANGEというバンドが"かつて"売れまくっていた

2016年06月07日

ORANGE RANGE

世の中何が起きるかわからない、あの時輝いていてもその輝きは一瞬の出来事だったのかもしれない。輝きがあまりにもデカすぎて強すぎて光ることを維持できなくなるなんてよくある話だ。

そうそう、もう懐かしいくらいの時間が経っている。かつてJ-POPシーンに突如現れた新星、そして怒涛の如くハイスピードで売れまくり、怒涛の如くハイスピードで消えていったバンド、それがORANGE RANGEだ。

なぜあんなに売れていたのかも今となっては誰も思い出せない。そして逆に売れまくっていたからこそ、叩かれ方も尋常じゃなかった。気がついたら名前も見なくなり曲も聴かなくなり、あれから10年以上。彼らは今でもコンスタントに楽曲、アルバムをリリースし続けている。そして今再評価の流れが表れているという。売れるものは叩く、売れなくなった途端、再評価、人間って薄情だ。オレンジレンジ、久しぶりに聴いてみないか。

リア充層を取り込んだ沖縄出身バンド、それがオレンジレンジ

インターネットが全国的に普及し始めた頃合いに出てきたバンド、オレンジレンジ。売れ出したのは03年のことである。03年にリリースしたシングル「上海ハニー」という楽曲が突然売れまくり、オリコンTOP10入りを果たす。そこから火が付き、オレンジレンジはあっという間に国民的バンドへの切符を手にすることになった。まだ今から考えればCDが売れていた時代だ、YoutubeもスマホもSNSも存在していない。

どんな人たちに受けていたのかと言えば、リア充層。カラオケでみんなで騒ぎたーい、女子と一緒に遊びたいっていうオレンジレンジメンバーの風貌と同じような人らに受けた。バンド形態だが00年代前半に流行っていたヒップホップ要素、ラップを取り入れたことが受けた要因のひとつでもある。

大ブレイクを果たしていた当時、オレンジレンジのメンバーはまだ19,20歳くらいだ。それこそ同じ世代のリア充若者に大受けした。今でいうEXILE好き、三代目JSB好きと同系統の人達である。

しかしそれと反比例して、ネット上で彼らは叩かれまくっていた。ネットの価値観も今とだいぶ違う。誰もがインターネットをしてなかった時代、極論言えばリア充は誰もネットなんてしていなかった。ネットで最初に大勢に叩かれたバンドだったかもしれない。

しかし今から思い返せばこの時代に本当の意味で大ブレイクしていたバンドはオレンジレンジだけである。90年代後半にGLAYやラルクが大ブレイクを果たし終わり、そして現れた次のバンドがオレンジレンジであった。他にも今でも活躍している様々なバンドが現れたが、一般層も取り込み"国民的"にまで売れていたのはオレンジレンジだけである。

EXILEを嫌う層がいるように、オレンジレンジも嫌う層はだいぶいた。彼らを好きなる層と嫌いになる層で二極化していた。例えばBUMP OF CHICKENを聴き始めていた層はORANGE RANGEが嫌いだっただろう。

最後にCDを売り飛ばしたバンド

輝きはほんの一時期のもの、社会現象レベルまで到達したバンドは彼らが最後だったのかもしれない。一応SEKAI NO OWARIがそれになったのだろうか。

しかしCDを売ったバンド、という意味では彼らが最後だったのだろう。

ご覧のとおり、

オレンジレンジ CDアルバム売り上げ

2003年12月リリース 77万枚 「1st Contact」
2004年12月リリース 290万枚 「musiQ」 
2005年10月リリース 239万枚 「NATURAL」 
2006年12月リリース 35万枚 「ORANGE RANGE」 
2008年07月リリース 12万枚 「PANIC FANCY」 
2009年08月リリース 4万枚 「World World World」
2010年10月リリース 1.6万枚 「orcd」
2012年04月リリース 1.2万枚 「NEO POP STANDARD」
2013年07月リリース 0.9万枚 「spark」

04年05年、彼らが大ブレイクしていた時期に出したアルバムがなんと300万枚近くも売れている。音楽の価値観も多様化した今現在、CDアルバムを200万枚売るバンドは誰一人いない。彼らが売れていた00年代前半、オレンジレンジを聴かなきゃ学校で除け者にされるくらいの社会現象ぶりだった時である。2回ほど紅白歌合戦にも出場している。

なぜこんなにも売れていたのか、そして06年以降の急下降具合は何なのか。

ブレイク中のバンドっていうのは曲が良い。大衆に響く曲を書くことができる。当時は叩いていた人も今聴けば懐かしく感じるのではないだろうか?そして良い曲だということに気づくかもしれない。

懐かしさのほうが溢れてくる人も多いだろう。売れまくった楽曲っていうのは10年後くらいに聴くのがちょうどいい。でも悲しいかな、今では自主レーベルだからか全盛期の楽曲の再生回数が全く伸びていない。これがかつて誰もが聴いていたオレンジレンジだろうか。しかし時代を作ったバンドやアーティストやアイドルってのはそんなものだ。

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なんで消えた?パクリ問題

売れまくっていた反面、ネットでは叩かれまくっていた理由のひとつに挙げられるのがパクリ問題。この頃のオレンジレンジのメンバーは公の場で「パクってます」と発言していた。それが問題となり、作詞作曲表記がカバー扱いになったりと色々と問題を起こしていた。楽曲「ロコローション」はリリース当初は自分たちで作曲したことにしていたが、パクリが発覚してからカバー曲扱い表記に変更したことが有名である。

その他、ブレイクした時メンバーの年齢が18,19,20歳くらいだったこともあり、その発言や態度が嫌われた原因でもある。若くして大ブレイクを果たすと長く続かないいい例だったかもしれない。そんな問題が様々重なり業界からも嫌われたのか、売れて数年で姿を消すこととなった。

当時は騒がれていたが、今となってはパクリ問題もどうでもいいことだ。音楽なんていってしまえば全部パクリなんて言うこともできる。

落ち着いて再評価の流れ

最近のオレンジレンジは当時聴いていた層が歳を取ったこともあるのか、当時叩かれていたことを知らなかった人が大人になったこともあるのか、小学生頃にオレンジレンジが流行っていた人が高校生、大学生になったこともあるのか、再評価の流れが来ているらしい。夏フェスなんかでもオレンジレンジの大盛況ぶりは凄いそうだ。フェスってのは単純に盛り上がれる曲があったほうの勝ちだから、オレンジレンジは夏フェスにおいてはかなり強い。

メンバーも今では30代である。かつてヤンチャだった彼らも大人になり、落ち着いているのだろうか。今のオレンジレンジがどうなっているのか。

ちょっと前に話題になった楽曲である。大衆受けはもう止めたらしい。誰もオレンジレンジだとは最初気づかないかもしれないが、まあ楽しくやってるみたいで良かったよ。

というわけでオレンジレンジについて振り返ってみたが、今でもこうしてアルバムをリリースしたりしてるわけで音楽活動を続けている。久しぶりに聴いてみたが良い曲もいくつかある。今でもカラオケなんかで当時聴いていた人が歌っているんじゃないだろうか。こんなバンドがいたことを忘れないでおこう。そしてフェスで最近の若者も取り込んでいってくれ。

ALL the SINGLES(初回生産限定盤)(DVD付) / オレンジレンジ


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