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デビッド・ボウイを知らない若者 知らないことは罪?無知は恥ずかしい?

2016年01月12日

デビッド・ボウイ

世界的な著名人にも影響を与えたロックスター デビッド・ボウイ死去

1月10に世界的なロックスター歌手であるデビッド・ボウイが69歳にしてがんのため亡くなった。この衝撃的な訃報に世界各国から哀悼の意が寄せられ、彼の音楽を愛した世界中の人たちが悲しみに暮れている。デビット・ボウイは亡くなる直前に、約3年ぶりに31枚目のアルバム「★(ブラックスター)」をリリースしたばかり。亡くなる3日前の1月8日にリリースしたこのアルバムは、iTunesチャートで1位を記録した。

イギリス出身であり、音楽史にその名を刻むデビッド・ボウイ。彼が音楽界に与えた影響の大きさは計り知れなく、今回の訃報を受けて、様々な著名人が彼に向けてコメントを寄せた。
例えばマドンナは自身のツイッターに20代の若かりし頃に撮ったデビッド・ボウイとのツーショット写真を掲載。
「打ちのめされている。この偉大なアーティストは私の人生を変えた」
「安らかに眠ってください、あなたの魂は永遠に生き続ける」
「あなたに会えて幸運だった」
とツイートを投稿した。


あのマドンナの人生を変えたほどのアーティスト、それがデビッド・ボウイである。
彼女の他にも、ラッセル・クロウやカニエ・ウェストなど名だたる著名人が追悼の意を表している。

布袋寅泰、X JAPAN YOSHIKI、ラルクHYDEなどが追悼の意を表した

ここ日本でもそれは同じだ。彼に影響されたであろう世代のアーティスト達が続々とコメントを投稿。
元BOOWYのギタリストである布袋寅泰は、「デビッド・ボウイがいなければ今の僕はいない」、
96年の来日公演にて共演できた思い出に対して「一生の思い出です。ありがとう、僕のロックスター。
ありがとう、僕のスターマン★」と残した。

X JAPANのYOSHIKIは、デビッド・ボウイとのツーショット写真を投稿し、「I'm shocked…you were my hero…#RIP」
とツイッターに残した。

L'Arc~en~Ciel、VAMPSのHYDEは、「明後日『Life On Mars?』を彼に捧げます。R.I.P」とコメントし、
自身のライブでデビッド・ボウイの楽曲を歌うことを宣言した。

彼らの他にもデビッド・ボウイのファンは多く、北川景子や栗原類などっも彼の大ファンだ。
このように日本でも彼に影響されたアーティスト達が続々と彼の死を悲しんでいる。

彼がいかに大きな存在であったかがわかるだろう。

しかし、一方でこんな声も聞こえてくる。

今の若者はデビッド・ボウイなんて知らないし、「誰?」が当たり前

「デビッド・ボウイって誰?」
「いや誰だよ」
「知らないんだけど、有名な人?」
「誰だか知らない」

彼らは主に10代20代の若い世代である。この広いネット上にはデビッド・ボウイを知っている世代だけではない。ツイッターや2ちゃんねるなどでは、デビッド・ボウイを知らない若者の声も大きい。

そしてそんな若者に対して、上の世代からは、

「無知すぎて恥ずかしい」
「それくらい知ってて当たり前だ」
「知らないことを恥ずかしげもなく、声を大にして言うな」
「それくらい一般教養だろ」

などの批判が殺到。彼を知らないということは無知であり、知らないことを当たり前のように言うことはバカだ。という意見で埋め尽くされている。

果たしてデビッド・ボウイを知らないことは罪だろうか?

最近ではビートルズも知らない若者も増えているというほどだ、デビッド・ボウイを知らなくて当然なのかもしれない。イギリスやアメリカでは知っていることが当たり前のことかもしれないが、ここは日本であるため彼を知る機会があまりない。

デビッド・ボウイやビートルズが一般教養だという考え方はおかしい。日本の学校で彼らのことを教わる機会はない。知らない人がいて当然であり、音楽に興味がない人にとっては名前すら聞いたことがないほどだろう。音楽史に永遠に刻まれる名前であったとしても、知る機会がなければ知らないで終わる。
例えば何十年後かにマイケル・ジャクソンを知っている若者が大勢いるのかと問えば、答えはNO。その知識が一般教育の中に入り込んでいるのであれば、知る機会はあるかもしれないが、娯楽文化を当たり前の知識として捉えることは間違いだ。

しかし今回の件で、「デビッド・ボウイってそんなにスゴイ人なんだ。一度聴いてみようかな」と思い彼の音楽に耳を傾ける若い人は少なからずいるだろう。そうして知識を得た人が、また誰かに教えてあげれば彼の名は次の世代へと伝わっていくはずだ。

デビッド・ボウイが残した音楽という名の血は、この日本でも色んなアーティストに受け継がれている。
上記の布袋寅泰や、X JAPANのYOSHIKIや、ラルクのHYDEなどがそうだ。
彼らの音楽の根底にはデビッド・ボウイがいる、デビッド・ボウイの影響を受けている。つまり彼らの音楽を聴いて育った世代は、少なからずデビッド・ボウイの音楽に間接的には触れていることになる。そうやって影響を受けた世代が次の世代へと伝え、更に次の世代へと伝え続けていく。デビッド・ボウイの名は知らずとも、彼が残したもの、創ったものは永遠に周り続けていくだろう。デビッド・ボウイもまた同じように、根底には影響を受けた人やものがあったはずだ。そうやって廻り廻って、新しい世代へと受け継がれ、新しいものへ変換されていく。

ただ今だけは、多大な功績を納め影響を与え続けた彼の死を尊ぼう。
そしてまだデビッド・ボウイをあまり知らない人はこの機会にぜひ、彼が最期に世に残した新作を聴いてみてはいかがだろか。

Blackstar / デビッド・ボウイ



 

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