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バンプ紅白出演にファン「嫌だ…」という心理になるのはなぜ?

記事作成日:2015年11月25日 最終更新日:2015年11月26日

BUMP OF CHICKENが紅白に出る!?

BUMP OF CHICKENがNHK紅白歌合戦に初出場。あのバンプが紅白に出るということでファンはもちろんのこと、各メディアも取り上げて話題沸騰。

バンプが紅白歌合戦に!?あのバンプが!?
とは言ってもバンプが紅白に出てももうあまり驚かないファンもいることだろう。
2014年にはMステに初出演した。地上波音楽番組としてもこのときが初出演。地上波のTVであれば朝の情報番組などにも数年前から出たりしている。

なんせ今や東京ドームでライブを行えるほどのビッグバンドになったバンプだ。
東京ドームの5万人を集客できるバンドなんてほぼほぼいない。もう彼らの知名度と人気は音楽ファンを越えてお茶の間に届くバンドとなったと言ってもいい。だから紅白歌合戦に出ることも特別不思議なことじゃない。

初音ミクとコラボレーションしたのもまだ記憶に新しい。あのバンプがボカロアイドル初音ミクとコラボなんて信じられない!とこのときも一部のファンからは嘆きの声が叫ばれたが、結果的にはあれはあれで良かったなってことになっている。

そして今回の紅白歌合戦の出演!

あのBUMP OF CHICKENも丸くなった、寛容になったと思うだろう。
なんで今更出るの?「天体観測」が売れてた頃に出れば良かったのに、なんてことを言う人もいるだろう。最近バンプを好きになった人はなんで紅白に出ることを嫌がっているの?と思うだろう。

それはかつてのBUMP OF CHICKENがとても刺々しかったから

「天体観測」が売れていた2001年頃のバンプといえば、ロキノン系バンドの代表格であったとき。

「ブラウン管で俺たちの音楽を表現することはできない、評価されたくない」
そんな理由からTV出演は絶対に避けていた。

ライブでも「手拍子はやめてくれ」
とライブ中に演奏を止めてまで、手拍子するファンに注意を促したりするほど。

「ベストアルバムは出さない」
と言ってみたり、
「カップリング曲はアルバムには収録しない」
なんてことも言ってみたり。

「ライブDVDは出さない、ライブに来て体感してくれ」
なんて言ってみたり。

かつてのBUMP OF CHICKENはとても刺々しかった。若かりし頃のバンプだ。そんな刺々しかったバンプ藤原基央の言葉に、バンド好き女子は酔いしれた。

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そんなバンプも今ではすっかり丸くなり

カップリング集リリース、ベストアルバムリリース、ライブDVDリリースなどかつて拒んでいた作品形態でリリースしたり、

音楽番組(Mステ)にも出演したり、このときは「ブラウン管じゃなくなったからか!」なんて冗談めいた返しも見られた。

更にドラマ主題歌、アニメ主題歌タイアップ、スタジアム、ドームでライブ、初音ミクとコラボ!なんてことを次から次へとやってしまうのが最近のバンプだ。
「天体観測」のとき20代前半だった彼らも今では30代半ば、簡単に言ってしまえば大人になったということだろうか。これら新しいことに向かっていくことに対して「ものすごく勇気がいる」とボーカル藤原はかつて言っていたことがある。

そして紅白歌合戦出場!紅白に出ることによりBUMP OF CHICKENというバンドは更に大きな存在へと変わっていくだろう。彼らを取り巻く環境やファン層も更に幅広くなるだろう。

「バンプは私だけのものだったのに。」
「どんどんバンプが遠いところに行ってしまう気がする。」

そう感じて離れていったファンも多いだろう。

バンプが今回紅白に出ることによる余波は大きい。Mステの比じゃないくらい大きいはずだ。NHK紅白歌合戦の平均視聴率は未だ30%以上をキープし続けている。1億人中、3000万人が視聴している音楽番組などこの紅白だけである。今回、バンプは12月31日に年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN」へ出演しているため、紅白は中継からの出演になる。COUNTDOWN JAPANに行く人がせいぜい1日3,4万人だ。そう考えれば、数の規模でいえば紅白歌合戦の大きさがわかるだろう。それに視聴者だけじゃなく、業界へも大きな影響を与える紅白歌合戦。出演後には映画のタイアップなど様々なオファーが来るという。

でも紅白はバンドにとってアウェイ!

紅白はなんか違う・・・あんまり出てほしくない・・・というファン。それは「紅白歌合戦」という音楽番組がバンドにとってはアウェイだからだ。音楽番組の冠を掲げながらもアイドルや流行りの歌手が出てくる、なんかみんなで歌ったりするコーナーがあったり、全体的にすべてがダサい・・・そこに自分が好きなバンドが出て、他のアイドルや歌手と一緒にされるのがイヤだということ。そもそも自分が紅白を見なきゃいけないのがイヤだということ。同じNHKの音楽番組でも「SONGS」や「MUSIC JAPAN」に出るほうがよっぽど良いと言う人もいるだろう。そもそもどんなバンドでも、自分が好きなバンドがこれ以上広まってほしくないという考えがファンの複雑な心情。

バンプが紅白に出る瞬間、Mステに出演したときと同じように、ファンは母親のような気持ちで見守るに違いない。「演奏間違わないで…!」「歌外さないで!」「みんなに伝わってほしい!」「がんばって!」と・・・。バンドとそのファンは子どもと母親の関係に似ている。成長して大人になってしまう、旅立ってしまう子どもを、母親は自分の元に置いておきたいけれど、本人のためならと自分自身のエゴを封印する。母親の中では絡みあう複雑な気持ちがあるだろう。バンドとファンも同じ。あの頃のバンドはあんなだったのに・・・変わってしまった。でもそれも彼らが選んだ道なら受け入れなきゃいけない、いやファンをやめるべき?と色んな思いが巡り巡るだろう。

BUMP OF CHICKENが紅白歌合戦に出ること。それはファンにとっては特別なことだということだ。

BUMP OF CHICKEN、紅白歌合戦出場おめでとう!

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